●更新日 05/19●


「男の子牧場」閉鎖!謝罪しない広報と社長に非難続出


先日の記事で扱った、「男の子牧場」騒動の続報をお届けする。

2009年5月18日、サイバーエージェントは「男の子牧場」のサービス停止を発表した。「サイバーエージェントではたらく広報担当のブログ」によると、「サービス見直しのため、2009年5月19日をもってサービス停止いたします」とのこと。停止はあくまでも「サービスの見直し」が目的であり、名称や表現を変更して、同様の事業に着手する可能性はあるようだ。



この件に関して、人々の怒りは増すばかりだ。第一に、今回の告知には社長や担当者の謝罪の意が皆無であるという点が問題にされている。登録者に一斉送信されたメールには、「ご利用中のお客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが」とあったが、サービス内容そのものへの反省を表現した文章は全く見られない。

第二に、この件についての問い合わせ先のメールアドレスは記されているが、ブログへの書き込みはできなくなっているという点だ。炎上を防止するためなのだろうが、この点に納得できない人々も多いようだ。また、サービスの再開は未定であるという、各サイトに掲載された広報担当者のコメントに対して、「再開という発想自体なかった」と、同社の姿勢を疑問視する書き込みが2ちゃんねるに相次いだ。

広報ブログに書き込めないこともあり、サイバーエージェントの藤田晋社長のブログにも、これまでに批判や揶揄の書き込みが続出している。ストレートな批判は少ないが、今回の件を暗示したものや、同社への皮肉が見られる。「このくず社長」、「おとこのこぼくじよう」、「牧場やめろ」、「家畜扱いすルな」、「閉鎖しロよ」、「記念まきこ」といった縦読みもある。




更に、閉鎖問題を扱った未来検索ガジェット通信の18日の記事内容にも非難の声が上がっている。「とても楽しい牧場のような表現」、「今回のサービス停止で炎上が鎮火する方向に向かうと思われる」と、サイバーエージェント寄りの視点であることへの異論が2ちゃんねるには多い。同日の産経ニュースの「婚活支援サイトとして人気のあったサイト」という好意的な表現にも、異論が提起されている。



特にIT系企業の不祥事に対しては甘く、適切な批判をできないニュースサイトがますます増えているように思える。「マスコミvs.ネット」という一時期もてはやされた図式を信じている人がいるとしたら、その考えは改めるべきだろう。




探偵T



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