●更新日 05/02●
アナログマを捏造?未来検索ガジェット通信に非難続出
先日の記事で扱った地デジカの騒動の影響が、各方面に波及している。
地デジカに対抗して作られたアナログマが大人気となる中で、そのことを取り上げた未来検索ガジェット通信の2009年4月29日の記事「これがアナログ放送の “アナログマ” だ! 地デジ化の “地デジカ” に対抗!?」に注目が集まった。この記事の内容に対して、様々な批判的な意見が各所で続出。記事のコメント欄への書き込みも100件を超えている。
特に問題視されたのは、記事トップに掲載された漫画家のピョコタン氏によるイラストと、同サイトが勝手に設定したアナログマのプロフィールだった。「命日: 2011年7月」、「特技: 砂嵐」、「長所: なし」といったように、アナログ放送に対する皮肉を込めたと思われる設定なのだが、これらが人々の多大な反感を買う結果となってしまった。
「この記事はひどいですね 特にイラストには、アナログへの悪意を感じます アナログを馬鹿にしているのでしょうか?著者やイラストレーターがデジタル信者なのは構いませんがアナログにおかしなイメージをつけようとするのはやめていただけないでしょうか?アナログが好きなわたしとしては、不愉快を通り越して怒りを感じます」、「不快です。J:COMがスポンサーだったりするから、アナログを肯定的にとらえる表現は不可なのでしょうか?」といった書き込みがコメント欄に続出。
同サイトが「デジタル世代のレビュー&ニュース&カルチャーマガジン」を謳っているという点も、そのような印象を読者に与えたのかもしれない。「このサイトの運営がどういう紐付きなのかの判断材料になる良い記事です」、「利権が絡んでるの見え見えじゃねーか」、「何で「これが流行ってる」という紹介記事で別物の絵をわざわざ作る必要があるんだ?」と、批判的な意見が実に多い。
5月2日、ピョコタン氏はブログでこの件に触れた。非難が続出したことに驚いたようで、自分はデジタル派の手先どころか自宅のテレビはアナログであると画像を掲載。デジタル出現前のクマのイラストも新たに用意し、「こういう面倒な移行によってテレビ離れもさらに加速しちゃうから、テレビ局だって被害者なんだと思う!」と記した。
ちなみに、ピョコタン氏のイラストは著作権フリーだという。だが、29日にはアナログマのAAのために、早くも「analoguma.jp」が取得されている。
探偵T
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