●更新日 04/14●


カルデロン一家支持者のブログ炎上、古舘にも非難の嵐


カルデロン一家の国外退去問題の続報をお届けする。(関連記事 1 2 3 4 5)

先頃、「追い出しデモ」と称する一家への抗議運動が展開された。これについて批判的な見解を述べた「ムキンポの忍者ブログ」の2009年4月11日の更新「生きることは犯罪じゃない! NO ONE is ILLEGAL」が、注目を集めている。



「個人、しかも少女を名指しして、彼女の生活圏までわざわざ出向き、およそ100名ものいい年した大人たちがよってたかって、犯罪者は出て行け、と下品な声で叫ぶ」と批判した。その下には、「「生きることは犯罪じゃない」inわらび行動 外国人排除デモに反対する会」という団体の連絡先や活動の趣旨が記されている。

「入管法に違反していたとしても、外国人たちもこの地域で暮らし、働き、さまざまなつながりを築いているという状況がすでにあるのです」として、「共に助け合って生きていく社会」を目指すべきだという。この更新内容に対して多くの批判的な書き込みがなされ、ちょっとした炎上状態に。それらへの反論も提起され、激しい論争が展開されている。

批判的な意見としては、次のようなものがあった。「暮らしたいなら正規の手続きうけて入国した後に、税金払って暮らしやがれクソッタレ」、「サヨクが麻生さんの家の近所をデモしようとした事件があったね」、「13歳の少女の顔、実名をテレビや新聞で曝し、利用している人たちにそんな事を言う資格があるのでしょうか?」。

一家の近所の住民と名乗る人物の書き込みも。「カルデロンのりこがフィリピンの言葉が喋れないと言うのは全くの嘘です。両親は日本語は片言しか喋れないので家の中ではすべてタガログ語で喋っています。のりこは日本語もタガログ語も喋れるのでよく両親とタガログ語で日本語の意味を通訳しているのを私は何回も聞いた事があります」とのこと。



また、両親の国外退去に関する、4月13日の報道ステーションでの古舘伊知郎キャスターの以下の発言に対しても、ネット上で非難の声が続出した。「皆さんこれをですね、自分の親戚で起きたことと想像しますと、どうでしょうね。法律っていうのは何なのかと思いますね。新しく法律を作る前に裁量というものがあるのではないかなと、私は感じますね」。 (動画)



この件はカルデロン一家に限らず、不法滞在者全般の今後に関わる問題だけに、人々の関心は依然として高いようだ。



探偵T



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