●更新日 03/05●


小沢一郎全面擁護の偏向報道?テレ朝に異論続出


昨日の記事でも扱ったように、民主党の小沢一郎氏の秘書逮捕をめぐって、様々な議論がネット上で展開されている。



中でも話題になったのが、2009年3月4日に放映されたテレ朝「スーパーモーニング」である。今回の件に関して、番組出演者らが小沢氏らを全面的に擁護しているかのようであるとの批判がネット上で続出した。擁護と受け止めるかどうかはともかく、逮捕への違和感を表明する見解ばかりであることは確かだ。(動画)

獨協大学教授の森永卓郎氏は、「麻生さんが指揮権を発動すれば、この逮捕を止めることができたんですよ」と、麻生首相は警察を野放しにしてきたと述べる。献金が19人の議員に行っているのに、なぜ小沢氏の秘書だけ逮捕されたのかと、疑問を呈した。そして、「2000万円で特捜が動いたことがあるか」として、今回の逮捕は怪しいと指摘した。



日体大女子短大准教授の山本博氏も、森永氏に同意した。国民は新聞やテレビをじっくり見ている時間がない状況で、新聞の「小沢秘書逮捕」という大きな活字の見出しの影響力を危険視しているという。自民党関係者にも献金が送られているのだから、その点にも注意して新聞やテレビをより深く見ていく必要があるという。

作家の落合恵子氏、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏らも、逮捕に懐疑的だ。落合氏は、今回の件で本当に誰が得するのかという点を考える必要があると述べた。テレ朝では、「ワイドスクランブル」でも同様の論点が取り上げられた。今回の逮捕が異例であること、政治資金規正法に不明瞭な部分があるという点にこそ原因があること、多額の政治献金を受けている議員は他にも存在すること等が、繰り返し語られた。(音声ファイル)

今後も、小沢氏の秘書に続く逮捕はあるのだろうか。この点について、城内実氏のブログの3月3日の更新内容に気になる記述がある。同氏が以前から得ていた情報では、「小沢一郎代表関係者だけではなく、民主党の小沢グループの某有力国会議員も危ないという。(ここではあえて名前をあげないが、ヒントは「マルチ商法」である。)」とのこと。



先述のように、森永氏や鳥越氏は、「たった2000万円」と強調していた。だが、4日の産経新聞によると、「2億円近くにのぼる違法なトンネル献金が、小沢氏側の政治団体の主導で行われてきた」模様。彼らが今後どのような発言をするのか、注目していきたい。




探偵T



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