●更新日 01/22●


韓国の「偽ビートマニア」、日本の漫画から盗用疑惑


韓国の人気ゲームが、日本の作品から各種の盗用を行なっていると問題視され、法的な問題に発展している。

そのゲームとは、韓国のPENTAVISIONという企業による「DJMAX」シリーズである。2008年12月26日のINSIDEによると、コナミがソウル中央地方裁判所に訴えたという。コナミが2001年に取得した特許を侵害しているという点が、理由として挙げられている。

特許の内容とは、「演奏の進行と連動してその音楽に合わせた演出操作をプレイヤーに視覚的に指示」し、「演出操作を評価してその評価結果をプレイヤーに表示する」というものである。コナミは「DJMAX」シリーズの製造・販売の禁止と損害賠償を請求するとのこと。ネット上でも、このシリーズは「偽ビートマニア」などと呼ばれているようだ。

2009年1月9日のITmedia Newsでも、「確かにKONAMIが怒るのも分からなくはない」として、両者の類似性が指摘されている。シリーズ最新作「DJMAX TECHNICA」が、日本でアーケード版として近々稼働予定であったことが、コナミが動いた理由ではないかと、記事では推測している。

ゲーム内容の類似性に続いて、今度は「DJMAX PORTABLE」に使用されているマークが、日本の漫画作品からの盗用ではないかとの疑惑が浮上した。ウルトラジャンプで三輪士郎氏が連載している「DOGS/BULLETS CARNAGE」のシンボルマークに、それが酷似しているというのだ。



この問題は、三輪氏の公式HP内に設置されたブログでも19日に言及されている。マークが類似していることについて、多くの人々から情報が寄せられたという。この件に関して三輪氏は、「これは三輪士郎及びDOGSシリーズとは全く無関係です」と断言した。「このマークは僕自身がベジェで制作したオリジナル作品です」という。



「自分もそのゲームの画像を確認しましたが、似ているとかでは無くそれそのものですね。何か使用許諾のような話が自分の元へ来た事は一切ございません」と、PENTAVISIONを非難している。そして、「これについては後々僕の方からも経過を言わせていただく事があると思いますが、今の時点ではその事実だけ報告させていただきます」とのこと。今後、集英社からもPENTAVISIONへ何らかの働きかけがなされる可能性が高そうだ。



YouTubeにある二つの動画「DJMAX Portable2/A Lie」「Everything Needs Love ? BoA」を比較し、その類似性を指摘する意見も出ている。ちなみに、前者の動画では、その冒頭に当該のマークを確認できる。




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