●更新日 01/11●


テレ朝「ウソバスター」がウソついた?ヤラセ疑惑浮上


テレ朝系「情報整理バラエティー ウソバスター!」にヤラセ疑惑が浮上した。

問題となっているのは、2009年1月10日に放映された「ネット情報のウソを見破れ!」という企画。ネット上のいくつかのブログが参照されたのだが、それらには共通点があった。それは、参照された記事が2008年12月10日に掲載されたものばかりであったことだ。しかも、参照されたもの以外には他に掲載内容がないものが多かった。そのため、これらは番組のために用意されたものだったのではないかとの疑問の声が上がった。

「ねこパンチ」というブログには、番組で使用された「つまようじ」と題された記事しか見当たらない。12月10日の記事だが、掲載時間は表示されていない。「かってにしんどばっと」というブログも、番組で扱われた「NEWSの意味は?」と題する記事のみである。12月10日の3時37分が掲載日時となっている。



「雑学欲」というブログも、やはり記事は一つのみだ。「セメダイン」という記事で、12月10日の3時ちょうどの掲載である。「こぐまのほっとけーき」というブログも、同じく掲載記事は一つだけである。「干支のイノシシ」と題された記事で、12月10日の午後3時40分の掲載と表示されている。



「THAT’S 雑学〜日々徒然なるまま〜」というブログには四つの記事があるが、いずれも12月10日の掲載だ。掲載時間は、0時1分、4分、11分で、番組で扱われた記事「地下鉄にカーブが多いのは運転手のいねむり防止のため」は42分の掲載である。ブログ「言の葉、知恵の実」の記事も二つのみ。番組で使用した記事「サケとシャケの違い」は12月10日の1時47分の掲載で、その前に39分に掲載された記事が一つだけある。



番組を制作する株式会社ノンプロダクションにも注目が集まった。同社HPに掲載の、これまで制作に関わった番組一覧に、捏造問題で打ち切りとなった関西テレビの「発掘!あるある大事典」等が含まれていたためである。同社に問い合わせたり、BPO(放送倫理・番組向上機構)に通報したりといった動きが、ネット上では既に見られる。

似通った特徴を持つブログばかりが放映の対象となったことは、単なる偶然としては説明できないとの意見がネット上では続出し、ブログは炎上状態だ。もしヤラセが事実であるとしたら、ミイラ取りがミイラになるごとく、ウソバスターもウソまみれになってしまったということだろうか。




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