●更新日 12/12●


口論の相手を「社会的に抹殺」発言の声優に非難殺到


声優がラジオ番組で口論の相手を「社会的に抹殺」などと発言し、問題視されている。

当該の発言があったのは、「アニたまどっとコムstandardまるなげ♪」の2008年12月7日放送分(番組HPでは、6日の25時から26時と表記)。この日の放送では、番組パーソナリティの清水香里、植田佳奈が電車内で体験した出来事について語った。

番組紹介 番組HPより

日頃からシミュレーションができていれば、過日の電車内でのトラブルの際にも「あのジジイをとっちめられた」という。トラブルの内容の説明に入る前に、「腹立ったよね、あのジジイ」、「ジジイがムカつくんだよ」などと述べ、「植田佳奈、かっこいいわ」と賞賛した。

電車内で空いた席に二人で座った時に、手に持っていたジュースに水滴がついていたため、足下の床に置いたという。下車する時に持ち帰るつもりだったそうだが、前に立っていた男性がジュースを見て、「おまえら、それ捨てろよ」と言ってきたとのこと。ジュースを電車内に放置することを前提にされているかのようで、二人は激怒した模様だ。

その後、男性との間で口論が続いたという。そして、ついに植田が「決めつけで言われるとカチンときます」とキレて、男性の怒りも頂点に。その時のことを振り返って、「言えばよかった、おまえこそ社会のゴミだ」と述べ、二人は爆笑した。そして、あの状況で殴られていたら傷害事件になっただろうと、得意気に語った。

トラブルの後に植田は、「このオヤジを社会的に抹殺、っていうか、とにかく辱めて、あいつが悪い方にすればどうしたらいいかって考えた」という。結論は、その場で悲鳴を上げるということだった。周囲の乗客に鉄道警察や駅員を呼んでもらう、携帯電話を借りて警察に通報して次の駅に待機してもらうといった対策を考えたとのこと。もし相手が手を出せば、名誉毀損と傷害で訴えるそうだ。

一連の発言は、番組HPニコニコ動画YouTubeで聴くことができる。ネット上では、この問題について賛否両論のようで、活発な議論が展開されている。発言が不適切であることを理由に、BPO(放送倫理・番組向上機構)に意見を出すという動きもあり、騒動は更に拡大しそうだ。

番組紹介 番組HPより

男性側にも問題はあったかもしれないが、彼女たちは自身の発言の社会的責任や影響に、どれほど自覚的だっただろうか。トラブルが発生したら番組スタッフらに「まるなげ」で済ませられるほど、世の中は甘くない。




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