●更新日 09/30●


楽天から個人情報流出、 googleで登録内容が丸見え


楽天から個人情報が流出していたことが発覚し、問題になっている。

2008年9月29日の昼に、2ちゃんねるに「楽天が個人情報バラまき」というスレッドが立った。楽天のメールマガジン購読者が登録情報の確認や変更等を行なうページのURLをgoogleで検索すると、検索結果に各種個人情報が出てきてしまうという。

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当該のページへは、楽天からの直接のリンクはない。「登録情報の確認・変更・配信停止」というページにて自身のメールアドレスを入力すると、それぞれの手続きを行なうためのページのURLを記載したメールが届くという仕組みだ。そのURLのページに表示されていた個人情報が、googleの検索結果に出てきてしまった。

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▲実際の画面ではここに個人情報が記載されていた。

ニュース速報等にもスレッドが立ち、googleで検索して出るURLや、そのキャッシュのURLを貼り付ける人々が続出。それらの人々、URLをクリックしてしまった人々は法的に問題があるのではないかと、騒然となった。それどころか、検索したページに記載されていた個人情報の一部を書き換えてしまったと自白する書き込みもあった。

夕方の時点で、登録情報の確認や変更を行なうページには一時的にアクセス不可となり、「現在、システムの不具合のため、緊急メンテナンスを行わせていただいております」と記された画面が表示された。その後、問題点への対処が完了したようで、各種手続きも行なえるようになった。

探偵ファイルでは29日の18時過ぎに、楽天広報部に電話取材した。応対した担当者は、今回の件については既に把握していて対応中であると回答した。問題発生の原因や利用者への経過説明の有無を尋ねたところ、それらについては確認中であるとのことだった。だが、29日の朝の時点までに楽天からの説明等は掲載されていない。

問題の原因を推測している「ラボブログ」によると、「ユーザが登録しているメルマガの一覧を確認出来るページが Google のインデックスにキャッシュされていることが確認出来ました」という。そこから問題のページへのリンクがあるとのこと。

この問題については、9月8日の時点で「Yahoo!知恵袋」に「楽天で知らない人の個人ページが見えてしまう。」との書き込みがあった。

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その後、20日以上も放置されていたことになる。安心して利用できるよう、楽天には登録情報の管理を万全にすると共に、説明責任も果たしてもらいたい。



探偵ファイル



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