●更新日 08/23●


Japan Times 変態記事も擁護の准教授、講演に抗議殺到


毎日新聞「変態ニュース」を擁護し(8月17日の記事)、HPに「ちびきいろじゃっぷ」などと記す(19日の記事)人物の続報をお届けする。

北海道情報大学准教授の有道出人氏が擁護するのは、毎日新聞だけではない。7月29日の記事で扱った、The Japan Timesによる「変態ニュース」までも擁護している。当該の発言が出てくるのは、HPの8月5日の更新だ。毎日新聞の騒動からの飛び火について報じた7月31日のJ-CASTの記事を全文転載し、現状に対する批判を展開している。

有道氏は、今回もネット上での匿名の抗議運動を非難し、そのようなものは無視すべきであると述べる。それらに屈するならばその強化を助長することになり、彼らがふけっている報道の自由、言論の自由を、より偽善的なものにするという。そして、The Japan Timesは抗議運動に立ち向かう勇気を持ってほしいと呼びかけている。

一方、ネット上では有道氏への批判は強まるばかりであり、同氏の講演会への抗議運動も始まっている。有道氏は現在アメリカに滞在中で、カリフォルニア州の各所で講演が予定されている。それらの主催者に対して、講演の中止を訴える抗議の電話やメールが殺到している模様だ。

8月27日には、カリフォルニア大学バークリー校にて有道氏の講演が企画されていた。「日本の多文化的、多民族的未来」を主題とした講演で、同大学の東アジア研究の一環として行なわれることになっていたようだ。大学HPには講演の告知が掲載され、有道氏の経歴も詳細に記されていた。

有道氏はこの講演について、自身のHPでも「確定済み」であると記している。ところが、主催者側に抗議の電話やメールが寄せられた結果、22日の午前中には告知が大学HPから削除されていたことが確認された。今後予定されているその他の講演に対しても、同様の抗議運動が展開されているようだ。

「変態ニュース」の擁護や「ちびきいろじゃっぷ」発言等、これまで提起されている諸問題について、北海道情報大学はどのように判断するのだろうか。探偵ファイルでは8月22日、同大学広報室に取材を申し込んだ。だが、広報担当の責任者が出張中で不在のため、現時点では取材に応じられないとのことだった。

多文化「共生」を積極的に主張する有道氏だが、自身の基準を「強制」していると受け取られている限り、その実現は難しいだろう。



探偵ファイル



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