●更新日 08/19●


毎日新聞擁護の准教授、 HP に日本人差別の作品掲載


一昨日の記事で扱った、毎日新聞英語版「変態ニュース」を擁護する北海道情報大学准教授の有道出人氏について、続報をお届けする。

前回の最後に触れたように、同氏に対しては、「外国人が不当に扱われる問題には熱心に取り組む一方で、日本人が被害者となる場合には黙認するのか」という批判が多い。これまでの活動と並んで、ネット上での言動に対しても疑問の声が出ている。

特に話題になっているのが、人種差別であると有道氏が考える絵本についての、HPでの記述だ。そこで挙げられているのは、瑞雲舎刊「ちびくろ・さんぼ」と「シナの五にんきょうだい」の2冊。出版社のHPと社長のメールアドレス、画像で同社の住所・TEL・FAXを公開し、抗議の意見を送るように読者に促している。

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HPには、批判の対象とする「ちびくろ・さんぼ」を表紙以外に約20ページにわたり掲載している。同氏が問題視するものであるとはいえ、出版物として販売されている作品の主要な部分を一通りHPで読めてしまう。大学准教授のHPであり「資料」であると主張するにしても、度が過ぎているのではないかという意見もあるようだ。

続いて有道氏は、「読んだが、何が問題かはピンとこない、と言う方には、変わりに(原文ママ)日本人がサンボ化されたパロディーをご覧下さい」と、「ちびきいろじゃっぷ」と題する物語を掲載している。最後に、「この本は1899年出版です。もうその時代ではありません」と、「ちびくろ・さんぼ」の廃刊を改めて主張する。

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確かに有道氏は、「「JAP」と「SAMBO」は対等の差別擁護です」と両者を否定している。だが、差別に気づかせるための手段とはいえ、あえて日本人差別の作品を用意して掲載するのはいかがなものかとの批判が続出している。

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また、毎日新聞を擁護した時の見解と矛盾するのではないかとの声もある。毎日新聞の掲載記事は週刊誌からの翻訳であり、その表現や真偽について、担当者らに責任はないと有道氏は述べた。一方、「ちびくろ・さんぼ」も海外の作品を翻訳したものであり、同氏はダブルスンダードではないかというのだ。
ちなみに、「「国際結婚」の「ハーフ」日本人も「サンボ」と呼ばれたらいいですか」との一文があるが、「ハーフ」と呼ばれることを差別と感じて問題視する人々は国内外に少なからず存在する。差別表現と闘う有道氏が用いる言葉としては、軽率ではないだろうか。



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