●更新日 08/16●


産経新聞と中央日報、五輪で女子選手の着替え盗撮疑惑


北京五輪で女子選手が着替える場面を一部のマスコミが撮影していたことが発覚し、問題になっている。

2008年8月15日、「IOC激怒、韓国中央日報が女子選手着替え写真を報道」と題する記事をSearchinaが掲載した。騒動の発端は、14日の環球在線の記事だったという。女子選手が腰にタオルを巻いて着替えている場面を中央日報が撮影したと報じ、国際オリンピック委員会(IOC)が激怒したそうだ。

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IOCは「法的責任を追及する権利があるとの考えを示した」とのことで、中央日報に対して何らかの対応がなされるかもしれない。なお、問題の画像は、中央日報の日本語版にも16日の朝の時点で依然として掲載されている。

記事の題名は、「【写真】観衆の前で着替える水泳選手」。4点の画像が掲載され、「北京オリンピック水泳センターで、大会に出場した女性選手が、観衆が見守るなか、タオルを巻いたまま下着に着替えている」との一文もある。

同サイトの記事には「みんなの感性温度」という欄がある。読者が面白いと思ったら高い数値を、つまらないと思ったら低い数値を選んで「決定」を押すという仕組みだ。読者の投票による記事の評価は、どんどん低下していっている模様だ。

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記事のコメント欄には、批判的な意見が多い。一方、「内容がどうであれ閲覧数が増えて、投稿数が増えれば増えるほど、広告価格が上がるから「問題なし!」ってことでしょう」、「一流メディアがお下劣じゃ困るが、中央日報だよ。完璧やモラルを求めちゃダメダメ。いっそ路線変えれば?中央さん?」といった揶揄もある。

この騒動との関連で注目を集めたのが、産経新聞が8日に掲載した「【北京美女彼是】探せ、“美”の金メダリスト」という記事だ。掲載画像の一部に、中央日報と同様の手法で撮影されたと思われるものがある。記事掲載当初から、「これは盗撮ではないか」とネット上で騒がれていた。

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この度、問題の画像が削除され、別の画像に差し替えられていたことが判明した。googleのキャッシュで確認したところ、中央日報の騒動が発覚する以前に差し替えられていたようだ。ネット上では、産経新聞に抗議すると共にIOCに連絡しようとの動きも出ている。

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毎日新聞の「変態ニュース」問題以来、マスコミに対する世間の目は一層厳しくなっている。今回の騒動で、「産経も変態だったのか」との声が続出していることは言うまでもない。



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