●更新日 08/12●


亀田ジム設立で朝日新聞記者が圧力をかけた!?


亀田兄弟の所属先となる「亀田ジム」の設立に際して、関係者への圧力があったとの告発が注目を集めている。

2008年8月11日、東日本ボクシング協会は亀田ジムの加盟を賛成多数で承認した。この件について「拳論!」は、9日に「亀田ジム承認へ 理事会の決断」と題した記事を事前に掲載していた。

「現時点で片岡の取材によれば「数名の反対が出そうだ」とのこと。結局は多数決で承認される見通しなのでしょうが、ここで誰が賛成して誰が反対しているのかは記憶しておこうかと思います」という。これに呼応するかのように、「一応スタッフ」と名乗る人物が10日にコメント欄に書き込んだ。

それによると、「朝日のヒロベケンタロウとかいう記者がジムに電話してきて、うちの会長が亀田ジム賛成か反対かしつこく聞いてきました」という。「そちらの会長には反対の噂がある。反対したら業界のために良くないと伝えてほしい。来年は亀田と業界が一致団結してビッグマッチを計画しているし、帝拳も全面的に賛成している」と言われたとのこと。

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書き込み内容の真偽は不明だが、朝日新聞には広部憲太郎という記者が実在する。この記者は、「「人間としても成長したい」 亀田興毅単独インタビュー」と題する記事を9日に書いたばかりだ。記事中で広部記者が亀田ジムについて問うと、「日本で試合ができるし、良くなるのは間違いない」と興毅は回答した。

それに続く広部記者の質問は、「今後の展望は」というものだ。それに対して興毅は、「ボクシングをもっとメジャーにしたい。 (中略) 日本も10年計画とかで、底辺からきっちり作り上げた方がいい」と答えた。もし上記の電話が本当なら、亀田の「10年計画」を支援しているかのようでもある。

書き込み内容が事実だとしても、電話をかけてきたのが広部記者本人とは限らないとの意見も当然あった。それに対して「一応スタッフ」と名乗る人物は、「でも、通知番号が東京の朝日新聞社のでしたよ」と応じた。その他の人々による書き込みにも、広部記者と亀田ファミリーは親密な関係であると指摘しているものが複数ある。

11日は、女子のダブル世界戦が後楽園ホールで行なわれるという記念すべき日だったが、亀田ジムの件で人々の注目は分散してしまった。「女子拳闘育てる努力を」という記事を5月に書いた広部記者の話題がそれに拍車をかけたというのは、何とも皮肉な結果である。



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