●更新日 07/27●


東北の大地震、被害状況の報道に捏造発覚!?


24日の記事で扱った東北での大地震に関して、現場の被害状況に関する報道内容に捏造疑惑が浮上している。

25日に放映された、よみうりテレビ「情報ライブ ミヤネ屋」では、地震発生時に落下して停止したという、岩手県洋野町役場の掛時計をめぐる謎に迫った。24日、テレビ局は一斉に現地を訪れ、掛時計を撮影した。日テレが午前10時頃に撮影した映像では、時計の針は12時29分を指していた。フジとテレ朝が撮影した映像も、同時刻を指している。

ところが、11時30分頃にNHKが取材した際の映像では、時計の針が12時26分を指していた。既に停止した時計が仮に再び動いたとしても、反時計回りに進むことはないので、誰かが意図的に針を戻した可能性が高い。

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しかも12時26分とは、大地震が発生した時刻である。役場の時計は少し進んでいたようで、「地震発生と共に時計が落下して、その時刻で止まった」という演出を、何者かが試みたのではないかと推測されている。ミヤネ屋の取材に対してNHKは、町役場の関係者2名の立会いの下での取材であり、時計には手を触れていないとコメントしている。

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ミヤネ屋の放映内容では、民放主要局のうちTBSの取材映像は公開されなかった。また、ネット上で配信されている、TBSによる洋野町の映像の中には、役場の掛時計を撮影したものは見当たらない。もし同局も取材していたとしたら、どの時点で訪れ、その時に時計の針はどうなっていたのか。

そこで、探偵ファイルではTBS社会部に話を聞いた。だが、ミヤネ屋の放映内容がどのようなものであったか、よみうりテレビから映像提供の依頼等があったか、更には同局が役場を訪れたかどうかといった点について、当サイトが電話をかけた時点では把握している者が不在であるとのことだった。TBSとしては、詳細を確認するためにも、ミヤネ屋の放映内容と、同番組が把握している事柄を知る必要があるという。

TBSが提示する疑問点も含めて、ミヤネ屋に確認を取ろうと試みたが、26日の時点では同番組の担当者に連絡がつかなかった。洋野町役場にも電話取材したところ、この問題については初耳だったという。役場を訪れたマスコミの中にTBSは含まれていたが、その時刻等は記憶していないとのことだった。

真相を解明するには、NHKやTBSだけでなく、現場を訪れたマスコミ各社相互の更なる情報提供や調査が必要だ。



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