●更新日 03/04●


読売で「炎上」を論じた「秒刊 SUNDAY 」が大炎上


ネット上で話題の情報を発信する人気サイト「秒刊SUNDAY」が、管理人と2ちゃんねる利用者たちとのトラブルがきっかけで大炎上となった。

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ローカルルールによってアフィブログへの転載を禁じている2ちゃんねるのスレッドの内容が、「ニュー速クオリティ」に転載されたことから全ては始まった。しかも、転載内容の一部が改変されていると、当該のスレッドを利用していた人々からの批判が出た。それに対して「秒刊SUNDAY」管理人も応酬し転載したことで、騒ぎは拡大していった。2ちゃんねるではこの問題についてのスレッドが乱立する一方、それらのスレッドが荒らされるという状況が続いた。

そうした中で、「秒刊SUNDAY」管理人がどのような人物であるのかということに注目が集まった。管理人は「湯川晃」と名乗ってネット上での活動を展開している。同サイトの2008年3月1日の更新では、自身が同日の読売新聞に登場したことを紹介。新聞に使用された自身の画像を載せ、「読売新聞に出ました、今日の朝刊です。↑見覚えのある緑ジャージww」と書いている。

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当該の記事は、「ゲーム感覚 悪意の増殖」と題されている。ネット上での昨今の傾向についてインタビューに答えた人物の一人が、この湯川氏だった。記事中では、「東海地方に住む男性会社員(29)」、「IT企業に勤め、妻子と3人暮らし」とされている。ネット上の「祭り」については、「自分たちの行動が社会現象を起こし、相手を謝罪に追い込むこともできる。単純に面白い。ゲーム感覚?そうかも知れません」とコメントしている。

湯川氏自身は、読売の掲載内容に納得しているわけではないようだ。読売新聞は同氏について、職場や家庭では温厚だが、ネット上では「別の人格」になるのだと書いた。「祭り」を見つけてきては「こんなバカがいます〜」と紹介し、煽ったり名前や住所を晒したりするのだという。ネットでの不用意な発言に関しては、「炎上して当然」とインタビューに答えたとのことだが、今回は湯川氏自身が同様の事態に陥ってしまったようだ。

そして、湯川氏が「秒刊SUNDAY」訪問者に対してウイルスを故意に仕掛けたのではないか、との疑惑が浮上。2ちゃんねるのスレッドには、同サイトを訪問時にウイルス感染してしまったことの証拠画像とされるものまでアップされた。だが、同氏は故意にそのようなことをした事実はないと否定している模様だ。このウイルス問題により、騒動は更に発展。ネット上にあったものも含め、湯川氏の住所や家族等に関する個人情報が晒されるまでに至っている。

一方、湯川氏の過去の言動にも注目が集まった。その一つが、2007年7月26日の「某静岡のマックのドライブスルーは非常に腹立たしい。」と題された更新内容だ。ドライブスルーだけで場所を占領していて、車を駐車場に停められない状態にあったことに激怒した湯川氏は、店の責任者を呼び出して対処するよう要求した。ところが、あまりにも要領の悪い対応だったため湯川氏は更に怒り、看板に何度も蹴りを入れ続けたという。また、2007年2月13日には、mixiに「アフィリの確定申告なんかしてない」と書いていたようで、これも話題になっている。

今回の件で湯川氏は、ウイルス問題や周囲に迷惑をかけたことについて、謝罪文を「秒刊SUNDAY」に発表した。だが、その末尾には「不快にさせてしまった方々のご冥福をお祈りいたします」とあり、まだまだ騒動は終わりそうにない。

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