●更新日 02/19●


ヤフオクで恫喝の秋山通商に、ついに制裁下る!


2008年2月12日のニュースウォッチでお伝えした「ヤフオク恫喝」業者に、ついに制裁が下った。前回の記事以降の主要な流れと現状をお伝えしよう。

この騒動で問題になっている業者は、福島県いわき市の「秋山通商」。詳細は前回の記事に記した通りだが、Yahoo!オークションで恫喝まがいの発言をはじめとする問題行為を繰り返してきた。この件が話題になると、業者とその所在が特定されたことで、現地を直接訪れて周辺の風景を撮影したり、業者に電話やメールで連絡を取ったりする人々が続出した。

だが、業者側はそんなことは一切気にしない素振りで、オークションで強気の発言を続けた。自身にとって不都合な質問をされると、相手を「オタク」、「ボンクラ」などと罵倒し、まともに質問に答えようともしないという状況だった。それどころか、連絡を入れてきた相手の携帯電話の番号をオークションで晒すなど、出品者として非常識な行為にも及んだ。
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2ちゃんねるには、業者の家族についてよく知っているという人々からの書き込みもなされた。中には、出品者及びその家族に関係する情報まで含まれていた。当初は、業者の家族構成等についての情報が少しずつ出てきたが、次第に流れは加速。卒業アルバムに掲載されていたものと思われる写真や、文集に掲載の文章をスキャンした画像も出回った。

また、オークションに使用されている画像のうちの1枚に、出品者が「自爆」した画像があることが判明。カメラを持って車内の様子を撮影している、出品者と思われる人物の顔が反射して写っていたのだ。ちなみに、業者の所在が明らかになる一因となったのも、車体に反射した向かい側の団地の画像だった。
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当初は、出品者は20代の男性ではないかとの説が有力だったが、当該の画像に写っている人物は中高年の男性のようだ。また、現地へ行った人々からも、「夜間でもサーチライトをつけた状態で、恰幅のいい中年男性が仁王立ちしていた」といった報告があった。そのため、出品は家族ぐるみで行なっているのでは、との推測もなされている。

そしてついに、Yahoo!オークションでの出品が全て強制的に削除され、オークションで使用していたアカウント「akitak0317」も削除されるに至った。更には、Yahoo!と並行して業者が出品していた、モバオクでも強制退会になった。オークション出品者として不適切であるとの通報が数多くなされたようだが、Yahoo!やモバオクもその問題性を認めたということになる。
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業者としては、今後も強気に同様の出品を続けていくつもりかもしれない。だが、こうして一度評判が落ちて、各種情報がネット上に出回ってしまえば、少なくとも当面はまともな取引は困難だろう。「経費で個人情報を調べる」などと散々恫喝していた割に、ネットを甘く見ている本当の「ボンクラ」は誰なのか、業者は自問すべきだろう。



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