●更新日 02/16●


作家.柳美里、週刊誌記者をストーカー認定で全面戦争


芥川賞作家・柳美里氏の公式サイトにあるブログ「今日のできごと」が、同氏の過激な発言の連発や読者への挑発的な態度で、このところ大きな話題になっている。

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騒動の発端は、2008年2月5日の日記だった。柳氏が自分の子供に対して、「朝7時から15時までひっぱたきまくり、学校休ませ、罰として朝食も昼食も与えていません」と書いたことがネット上で大きな話題になった。

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子供の泣いている顔の画像もあったため、虐待ではないかとの批判が集中。すると、「ひとことだけ言っておきますが、『今日のできごと』は、『交換日記』と同様に、広義な解釈で『フィクション』です。どういう写真に、どういう文章をつけるかは、かなり計算しています」とのコメントが新たに発表されたのだが、騒ぎは収まらない。

この件に関して、「週刊女性」の新人男性記者が取材を始めた。2月13日の日記によると、子供が記者に名刺を渡されて、「虐待の事実は?」と質問されたという。この記者は昼間から家の前にいたとのことで柳氏は激怒し、名刺に記されていた記者の名前を公開した。更にはこの記者に対して、「お前を虐待すんぞ、コノヤロー!!」、「つぎインターフォン鳴らすときは、頭からストッキングかぶっといたほうがいいぜ」などと挑発を繰り返した。

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同日の夜には、記者の顔画像を「主婦と生活社」のHPで発見し、そのページを日記上で紹介した。また、前出の記者に対して、「2ちゃん情報に煽られるなんて、紙メディアとしてのプライドがないのか?それとも、関根くん、ねらーなのかい?おーい(^O^)/関根くーん!!」と書いた。すると、同社は当該の画像を直ちに削除した模様で、柳氏は「こそこそ顔隠すなんて卑怯だぞ!!」と煽っている。こうして、ますます話題になり、ついにサイトのアクセス数が100万を超えたという。

翌日14日も、「キンタマついてんなら、こどもつけまわさないで、こっちこい!カモカモカモーン!!」と挑発が続く。また、この件について「週刊女性」が記事にした場合には報復すると宣言。記事にしたいなら正式な取材依頼をするべきであるとして、同誌編集長を批判し、同氏の顔画像のあるページを日記上で紹介した。「8歳児をストーキングするなんて、恥を知れ!おらッ!こっち来いよッ!おらッ!ホテル調べろよッ!だっらしね〜のッ!」と柳氏は記している。

「J-CAST」の取材記事によると、同誌は柳氏の一連の発言での、「ネットから雑誌への反撃」という経験に困惑している様子だ。また、男性記者の行為については、柳氏が書いているようなものではなかったはずであると述べている。しかし、記者の行為はストーキングであると柳氏は主張し続けているため、両者の見解は平行線を辿ったままである。ネット上での話題性も依然として高く、2月16日の柳氏のブログには、「現在がピークだとは思いますが、このままアクセス数が増えるということになれば、何らかの本格的な対処をする必要が出てきます」との記述がある。

ネット上の反応のうち、特に2ちゃんねるでは柳氏に批判的な声が強い。そして、柳氏も2ちゃんねるに好意的ではないようだ。2月9日の日記には、「でも、アレだな、良識派&人権派ぶってるねらー(頭ワリーくせに、他人を責めて謝らせて鬱憤晴らしたい性格ワリー奴ら)って、いい加減なHN使ってるから正体バレバレなのな」などと書いているほどだ。

柳氏のこういった言動を見ていると、キングコング西野のブログを思い出さずにはいられない。西野に関しては、あれは「釣り」だとの声もあるが、柳氏の場合はどうだろうか。いずれにせよ、このような形で定期的にアクセスが集中するブログを、「炎上」と形容することは適切なのかどうか・・・。



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