●更新日 01/18●
1月17日発売の、週刊文春1月24日号の『江原啓之「インチキ霊視」 檀れい「死んだ父親」が生きていた』という記事が話題になっている。
「死んだお父さんは『宝塚受験』を寡黙に見守っていた」と語り、視聴者の涙を誘った江原。ところが檀の同級生から「お父さんは元気」との証言が。江原が霊視したのは一体誰?(HPより)
週刊文春1月24日号より 記事によれば、問題になったのは2006年12月20日放送のテレビ朝日「オーラの泉」で、女優の壇れいが出演したときのもの。 江原が壇の「死んだ父親」を"霊視"し、壇の宝塚音楽学校への進学についての話題になった際に江原が壇に亡くなった父の声を伝えるという場面があったのだが、実際にはその父親は生きていると地元の人が言っているというのだ。 記事から引用するが、壇の高校時代の同級生はこう語ったという。 「彼女が『オーラの泉』に出るというので、楽しみにしてたんですが、江原さんが『死んだ父親』を霊視しているのでびっくりしました。壇さんのお父さんは、元気にこの町で生活していますよ。なぜあのような話になっているのか、まったく理解できません」 どういうことかというと…… ・壇は宝塚に入った平成2年まで実父と暮らしていた ・しかし壇が宝塚デビューを果たした後の平成8年にはその実父と母が離婚し、母は京都府出身の男性と再婚。 ・そしてその継父が交通事故で亡くなっている ということらしい。 番組で江原が伝えた"父の言葉"というのは「父は、壇が小さい頃から"女の子"だとは思ってなかった」という旨のもので、あきらかに実父と壇が一緒に暮らしていたころのものであろうと思われる。要するに、江原には「父親は亡くなっている」というう情報はあったのだが「実はそれは再婚した継父で、小さい頃一緒に住んでいた実父は生きていた」という事実は知らなかったということだろうか。なんとも間の抜けたインチキ霊視である。 2年ほど前に、スパイ日記でも江原について書かれた文春と新潮の記事についてとりあげたことがある。 参考記事:脱スピリチュアル宣言 記者は昔から思っていた。 霊が見えるとかオーラが見えるとかテレビに出てまで抜かしている奴は皆カスである、と。 また2ヶ月前にはBPOが「オーラの泉」について調査を行っており、それがネット上で大きな話題になっているということについてもとりあげた。 参考記事:オーラの泉は嘘 BPO調査にテレビ朝日自ら認める 奇しくも先日、細木数子が3月いっぱいで2本のレギュラー番組を降板することが伝えられたばかりだが、その理由は霊感商法の詐欺容疑で警察が捜査を開始したという情報もあるとか(アメーバニュースより)。 とりあえず、この二人の動向を今後とも見守っていくことにしたい。 探偵ファイル |
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