●更新日 11/29●


みのもんた、画伯の抗議を完全無視で非難集中


昨日のニュースウォッチでも取り上げた、香川の祖母と孫姉妹の行方不明事件。ネット上では「画伯」と呼ばれていた姉妹の父親の山下清氏を、十分な根拠を示さないまま犯人であるかのように想定した報道内容に対して、様々な批判が出ている。中でも問題とされているのは、TBSの「朝ズバッ!」での、みのもんた及び出演者らによる一連の発言だ。





2007年11月28日のZAKZAKは、同日の同番組中で、みのから山下氏に対する謝罪は一切なかったと報じている。山下氏は「みのもんたさんに聞きたかった。オレが殺したんか、と」といった抗議の意思を表明しているため、それに対するみのもんたの反応が注目されていた。記事によると、28日の放送では、「みの氏は姉妹の無邪気な様子が写された写真を見るたび、「見て、この写真」「かわいいねぇ〜」と感情を込めてコメントした。しかし、容疑者逮捕を受けて山下さんが絶句したとの記事については、「ま、早くみつかるといいね」と話すにとどめた」という。


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山下氏が抗議しているのは、11月19日の同番組の放映内容だ。そこで、探偵ファイルでは当日の放映を確認し、みのによる一連の発言の主要な部分を文字に起こしてみた。

家族が行方不明であることに気づいた山下氏が、警察に連絡するまでに時間がかかったのは、「娘たちが怪我をして病院等に行っているのではないかと捜し歩いていたから」らしいという指摘に対し、
「普通、電話しない? 警察に行くっていうの。行って届け出る。普通だったらそのくらいは電話しないかね。不思議だね。」





「ま、追々分かってくるでしょうね。だって血液型だって分かっているわけだから、この血痕が何型と何型っていうのもね、そのうち発表になるんじゃないでしょうかね。大体、電話ですよ。わざわざ発見して、1時間ちょっと経ってから二人で警察に行ってる。うん、このへんね。」

ZAKZAKの記事には、みのによる過去の失言についても記されている。「みの氏は同番組内での失言が目立つ。年齢詐称していたタレントのボビー・オロゴンさんについて「日焼けしているのでトシがわかりません」と述べたり、番組スポンサーのビオフェルミン製薬の商品についても「ビールを飲んだほうが(健康に)いい」と発言し、後に自ら謝罪したこともあった」。

ボビーの件については、「人種差別を助長しかねないコメント」として番組内での謝罪はあったが、みの自身の口から謝罪の言葉はなかった。ビオフェルミンの件というのは、2005年6月23日にZAKZAKが報じているように、みのが毎朝ビールとトマトジュースを混ぜて飲むという、自身の健康法を同番組で披露した時のことだ。その際に、「皆さん、ビオフェルミンなんてお飲みになっているじゃないですか、胃腸薬。だったらビールを飲んだ方がいい」と発言した。みのは、ビオフェルミン製薬が番組スポンサーであることに気づかなかったという。この件については6月6日の番組内で謝罪がなされ、番組HPにも謝罪・訂正文が掲載された。しかし、ビオフェルミン製薬の怒りはおさまらず、8日付で番組のスポンサーを降りるという事態に至った。
このような度重なる失言にもかかわらず、みのは「朝ズバッ!」で次のように発言している。

「いろんな所で異常なことが今の日本では起きているとしか言いようがない。私はこういう生放送の番組ですから、評論家でもなんでもないから言いたいことを言わせて頂きます。「言いすぎだ、お前」って言われることもありますけれども、言い過ぎなくらい言わないとだめでしょう、今の大人どもが。今の世の中、大人がだらしないからこうなっているんだと僕は思いますよ。しっかりした大人がもっと増えなければだめなんですよ。」
はっきりとした根拠もなく憶測で「言いたいことを言う」のでは「しっかりした大人」として困るのだが……。




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