オリコンチャートの１位に輝くなど、今や侮れない存在となった地下アイドルの世界。
ところが、メジャーに肉薄すればするほど闇の部分が見え隠れしてきたのは否めない。
そこで、過去にグラドルやアイドルを手掛けた経験のある芸能事務所関係者に地下アイドルの世界を語って貰った！



──最近の地下アイドル界はどうですか？
良くも悪くも飽和状態。
都内では毎週末にどこかしらで地下アイドルのイベントをやっているので、似たようなイベントが被ると動員に響きますよね。

──最近は地下アイドルの裏側が話題になることも増えてきましたが、業界側から見た問題点ってありますか？
ソロの場合は地下アイドルなんて言われている時点でメジャーにはなれない……というか、活動が軌道に乗った頃には年齢的に厳しくなってる。
グループはメンバーを変えていけばいいのでその辺りの問題はないですが、初期のメンバーはどうしても捨て駒のようになってしまう。

ということで、比較的に言いやすいのは高年齢化かな（笑）
察して辞める女の子も多いんですが、１０歳ぐらいサバ読んでる女の子もいますね。
今はネットですぐバレちゃうんですが、そういう女の子に限って過去に違う名前で活動してたりして、ファンの間にも広がっちゃう。
ＭＣで「２５歳です」とか「二十歳になりました」とか言ってるのを見ると、痛々しいですね。
膝が重力に勝ててないよ！みたいな。

──それでも続ける魅力とは？
熱狂的なファンが多いし、チヤホヤはされますからね！
生活できるほど儲からなくても、やりがいはあるでしょう。
スケジュール的に水商売ぐらいしかないのと、チヤホヤされるっていうのもあって、キャバクラやガールズバーでバイトしている女の子は多いです。


地下アイドルの世界にまでやって来た高齢化問題。そして、食えないゆえのバイト事情。
ブームから数年、会いに行けるアイドルはキャバクラにいる？



芸能探偵