モスバーガー飯田橋東店（東京都千代田区）の店頭に設置された看板に、店員を揶揄する文言が書かれていたことが発覚し、非難が殺到した。

「遅刻を何度もする中国人の女の娘に『今度遅刻したらお前の背脂でラーメン作るぞ！！』遅刻しなくなりました」。このように書かれた看板を撮影した人物が、画像をＴｗｉｔｔｅｒに掲載したことが発端となった。それを見た人々から、侮辱行為や人種差別ではないかという異論が続出。


１１月５日にも、「中国人の女の子が風邪で声が出なくて困っていました。『今晩は。森進一です。』と言い続ければ治るとアドバイスしました」と看板に書いていた。株式会社モスフードサービスは「不適切な内容掲示」、「人や国を中傷する表現」であったとの謝罪文をＨＰに掲載した。


当サイトでは、同社の広報ＩＲ部に取材した。客とのコミュニケーションを目的に、店頭に看板を設置しているという。差別的な内容等は看板に書かないようにと、同社のマニュアルにも記されているそうだ。問題行為に及んだのは、アルバイトの店員だったという。飯田橋東店には厳重に注意したが、店員の処分等、今後の対応は検討中とのこと。

店頭の看板は撤去済みだという。今回の件に関して、「個人を特定し得る形で失態を看板に記し、晒し者にすることはパワハラ」という意見が、フリーターの支援活動をしている読者から当サイトに届いた。そのことを伝えると、同社としてもそのように認識すると担当者は同意した。


「こうした事態に至ることを予測できなかったのか」と飯田橋東店に尋ねたところ、問題が発生したのは今回が初めてで、自覚が足りなかったという。中国人の店員は、現在も引き続き勤務しているそうだ。「ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした」という。

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※モザイク加工は当サイトによるもの



高橋