ハムスターを虐待する残酷な動画がＹｏｕＴｕｂｅに大量にアップロードされているとのことで、非難が殺到した。

容器の端に追い詰めて箱で叩く、抵抗するハムスターを捕まえてもてあそぶといった様子を延々と撮影。ガムテープで身動きがとれないハムスターをスリッパで叩く、引きずりまわした上に最後にはゴミ箱に投げ捨てて再びスリッパで叩くなど、常軌を逸した内容だった。失神したハムスターを見て笑い、中指を立てて唾をかける場面もあった。




これらの動画が発見されて批判が続出すると、謝罪の動画がアップロードされた。反省の意を表し、警察に自首したと記している。一方、この人物が過去にネット上で活動していた各種の記録から、個人を特定しようとする動きも見られた。仮装をして自宅やその周辺で撮影した動画もあり、氏名や住所を特定されてしまった。


当サイトでは、動画を掲載した高校生の少年の自宅に取材した。両親は、既に本件を把握していた。一家ではこれまで、捨て犬や捨て猫を保護するなど、生き物の命を大切にしてきたと、母親は述べる。少年は、数年前に死んだペットのことも忘れず、毎日仏壇に手を合わせるなどしているという。

今回の動画について、母親は厳重に注意し、本人も深く反省しているそうだ。動画を撮影した理由を母親が問うと、「犬や猫が虐待された動画を見て『かわいそう』と言う人は多いのに、ハムスターや昆虫についてそう言われないのはおかしい。『こんな動画を見たらどう思う？』と問題提起をしたかった」と少年は述べたとのこと。

ハムスターは元気になり、少年に再びなついているという。一方で、自宅周辺に不審な人物が出没したり、個人情報をネット上に書き込まれたりしていると、母親は怒りをあらわにした。警察に相談し、自宅周辺やネット上の監視を依頼したという。


その他の証拠画像は、こちら



高橋