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●更新日 12/14●
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『昆虫交尾図鑑』盗用疑惑、出版業界にも騒動拡大!





『昆虫交尾図鑑』(長谷川笙子著、飛鳥新社)のイラスト盗用疑惑に関して、続報を配信する。自身が著作権を有する画像を盗用されたと主張している、「虫ナビ」の築地琢郎氏による発言や著者とのやり取りなどを、前回までの記事で扱った。画像の盗用元と疑われている他の作品に関しては、著作権の所有者たちからの見解は提示されていない。

昆虫交尾図鑑

今回の疑惑では、著作権の対象となる範囲が問われている。著者並びに飛鳥新社は、トレースはしていないと主張。トレースでなければ著作権法には抵触しないとの見解を、飛鳥新社は公表した。一方、仮にトレースではなく、参照した文献からの模写であっても著作権の侵害になると、公益社団法人日本写真家協会は当サイトの取材に回答した。

『昆虫交尾図鑑』の巻末には、「出典」が掲載されている。築地氏も画像を提供したという『講談社の動く図鑑 MOVE 昆虫』、『学研の図鑑 昆虫のくらし』をはじめ、出典として書かれている文献からのトレース疑惑も浮上している。トレースでなければ著作権の侵害にはならないという判断ゆえに、これらの文献を出典として挙げたのだろうか。

講談社の動く図鑑 MOVE 昆虫

昆虫交尾図鑑の巻末

12月13日、当サイトでは講談社の広報室に話を聞いた。広報室では、今回の問題をその時点までに把握していなかったという。そこで、問題の経緯と主要な論点を説明した。図鑑を編集している部署では把握している可能性はあるかもしれないが、広報室には情報が届いていないそうだ。

学研の広報室も、本件に関する情報は入ってきていないという。社内の他の部署が把握しているか、現時点では不明とのこと。著作権に関する飛鳥新社側の見解を説明すると、驚いていた。他社の刊行物からも複数の盗用疑惑が出ている点を含めて、問題視している様子だった。同社では、これから確認を進めるという。


その他の証拠画像は、こちら



高橋 高橋




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