●更新日 03/25●







マスコミ激震!?震災で殺到したテレビ番組への苦情とは





大震災の発生後しばらくはテレビ番組の大半を地震関連の番組が占めた。
当然のことながら、新聞のテレビ欄は突然空白だらけになり、驚いた人も多いだろう。
CMにも影響があり、民放では通常のCMを自粛。
代わりにACのCMが大量に流れると、その内容に対して視聴者からたくさんの苦情が寄せられたのも記憶に新しいが、震災関連の報道にもかなりの批判が続出しているようだ。

急な惨事とはいえ、テレビ局のスタッフやアナウンサーの失言が相次ぎ、連日のように話題に。

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また、現地を訪れたマスコミが、被災者に配慮の足りない取材をしたという批判も数多く出ている。

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こういった状況で、視聴者から新聞社に寄せられる投書にも変化が見られたという。

「震災の初期から多かったのは、やっぱりマスコミの報道姿勢についての意見でした。例えば『ここでは水が不足しています』というような報道に対して、『足りないものが分かっていて取材に行くのなら、なんで自分たちで持って行ってあげないのか』というような意見がたくさん来ました」(新聞記者)

災害時の報道では、バラエティ番組やドラマ以上に視聴者の目が厳しくなる傾向がある。

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が、前述の意見は多くの視聴者が思ったであろうごもっともな意見。

「ただ、メディアの側の人間として言わせてもらうと、現地へ食料や水を持参してる取材陣もいます。でも、それが意外と知られてないんですね。逆に、取材したい一心で、現地に迷惑をかけてる記者もいるようですが……。『苦しんでいる人々をしつこく追い回してばっかりいないで、救援物資の運搬でも手伝うべきではないか』というような声もありまして、耳が痛い話です」(同上)

批判は飛び交っているが、媒体や現地に行くスタッフによって被災地への対応は様々なようだ。
現地のことを考えて取材に向かうスタッフもいれば、中には視聴率優先で迷惑をかけてしまうようなスタッフも……。
さらに、放射能の影響が大きくなるにつれ、こんな批判も増えたという。

「『民放が一斉に放送してなくてもいいのではないか。交代に放送すれば節電になる』とか『昼間の再放送枠をやめれば節電になるのでは』といった意見も多いです。『東京電力に対して甘すぎるんじゃないか。ちゃんと批判してほしい』っていう投書も、ずっと来てます。バラエティ番組やCMの復活については、賛否両論です」(同上)

震災報道は、マスコミに対する人々の意識も変えることとなったようだ。
まさにマスコミ関係者にとっても、“激震”の事態である。



芸能探偵




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