●更新日 03/12●


テレ東関係者が語る!誰でもピカソ放送終了の理由とは?


この3月で放送終了が決まったテレ東の『たけしの誰でもピカソ』。

「広告収入に対して出演者のギャラが高すぎるとの理由で終了が決まった」
などと一部で報じられたほか、「ビートたけし以外を全員降板させ、ギャラのより低い出演者を起用してリニューアルを図るという案に、たけしが反発した」との情報もあった。

視聴率や他番組との関わりもあるだろうから、それらだけが理由とは思えない。
この点について、テレ東関係者に話を聞いてみた。


「私は番組に直接関わってるわけじゃないですけど、視聴率が最近急に落ちたということはないはず。それよりも、もはやネタが尽きてるっていう批判が以前から局内でもあったんです。収入面の問題も重なったとしたら、ちょうどいい機会だったんじゃないでしょうか」(テレ東の番組制作に関わる人物)


ネタが尽きているというのは、具体的に言うと「もはや当初と番組の趣旨が変わってしまった」ということだそうだ。
放送開始時は、まさにアートを題材とした番組だった。

ところが、次第に芸術色が薄れ、お笑い芸人や歌手を題材とした回が激増。
人気は高かったとはいえ、Mr.マリックらを中心とした手品ネタの特番などが度々組まれた。


「アートという言葉を広い意味にとったとしても、これはひどすぎるって声はよく聞きましたね。結局、たけしさんと接点のある芸人や歌手の宣伝みたいな番組になっちゃったわけです。そうなると、番組を続ける意味もよく分からなくなってきます」(同上)


このような意見は、視聴者からもあったようだ。


「芸術が主題ではなくなった時期から、『最近、番組の内容がおかしい』『ネタが無いのなら、そろそろ打ち切ってもいいのでは』という投書が多くなりました。ですが、そんな意見も昨年あたりには途絶えてしまいました。視聴者も、改善の余地なしと判断したのかもしれません」(新聞記者)





後番組では、たけしが引き続き司会を担当するという。
テーマをより広く設定し、経済にも切り込むとのこと。

経済問題がシビアになると芸術等の文化が犠牲になるという構図は、テレビ番組にも当てはまるということだろうか。



芸能探偵



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