あの人気アイドル達の個人情報が売られてる？

芸能人の流出騒動は後を絶たないが、プリクラや盗撮映像ばかりではない。
自宅の住所や電話番号といった個人情報までもが、そのターゲットになっている。

特にその被害に遭いやすいのは人気のアイドルたちで、近頃もネット上で個人情報の売買を持ちかけるメールが晒されて話題になった。
モーニング娘。やBerryz工房といったアイドルグループのメンバーらの名前を挙げて、「○○の情報は●●円」と金額を提示するパターンが多いようだ。





もちろん、指定された金額を業者に払ったからといって、本当に情報が提供されるとは限らない。
むしろ、ほとんどの場合が口座名義等が架空のものだったりする。
この類のビジネスそのものが法的に問題があるわけで、ファン心理を利用した悪質な商法と言えるだろう。
ネット上や各種イベントでは、ファンや業者が収集してきた個人情報がやり取りされている。
アイドルの実家や現住所の写真や各種資料を薄いモザイク処理のみで、週刊誌等が掲載してきたことの影響も大きい。
金銭的な取引がなされない情報交換も含めれば、各種の個人情報流通は膨大なものになる。

有名なところでは、モー娘。人気絶頂期の主要メンバーの実家等が各所で晒され、熱心な追っかけや悪質なストーカーが定期的に出没するということがあった。
それらの場所は「聖地」と称されて、定期的に訪れることは「巡礼」と呼ばれたりする。

あまり知られていないかもしれないが、深田恭子も被害者の一人だったという。



「学生時代の深田は通学中に盗撮されて、写真が雑誌にも投稿されていましたね。彼女の出身地でもある東京都北区のマンションに押しかける連中もいました。ある雑誌の芸能人ストーキング企画では、そのマンションはフカマンと呼ばれていたんです。当時は深田の両親も一緒にそこに住んでいたそうです。地元の住民の間では、子供を持つ母親らが『不審な男がうろついている』と警戒していたと聞いています」(出版関係者)

今回は女性アイドルを例に書いたが、当然のことながら男性アイドルやお笑い芸人にも同様の現象が見られる。
インターネットの出現により、個人情報流通の速度や範囲は格段に上昇した。
晒される側である芸能人や所属事務所も、個人情報の漏洩防止にますます神経を尖らせなくてはならなくなったというのが実情だろう。



芸能探偵