●更新日 09/30●


視聴率好調!でも批判は殺到?紳助枠への不満爆発?


高視聴率番組『行列のできる法律相談所』(日テレ)に対する批判が一層強まっているという。

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同番組は以前にも増して、法律相談を扱わなくなってきた。
カンボジアに学校を建設する企画やオークション、番組レギュラーたちの旅行や各種挑戦企画、総集編などが立て続けに放送されている。


昔からの視聴者としては「メインのはずだった法律相談はどこにいっちゃたの?」というところなのだろう。
新聞記者からの情報によると、近頃は番組への批判的な投書が相次いでいるという。


「やはり目立つのは、番組内容の水増しを指摘する投書ですね。芸能人たちの過去のエピソードや好物を延々と紹介して、法律相談は僅かという回が多いのは事実なので、批判されてもやむを得ないのでは。『ヘキサゴン』など、島田紳助が司会を務める他の番組と出演者が頻繁に被ることを指摘して、『紳助の取り巻きばかり』と嘆く投書も増えてます。」(新聞記者)


番組は、法律相談が減った分、出演者と紳助によるトークバラエティ色が強くなり、自然と出演者も紳助枠といわれる芸能人への偏りが見え隠れする状態に……。


コミュニケーション論を研究する社会学者は、この番組の演出が視聴者に与える影響に関心を持っているという。


同氏が特に注目するのが、橋下徹・大阪府知事が出演した2008年4月27日の放映だ。
この回では、紳助が番組の大部分を使って橋下知事を賞賛。VTRも知事を批判する勢力を敵視するかのような内容だった。

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「島田氏は知事を褒めたそばから茶化して笑いをとります。そうすることで、通常であれば偏っていると批判されそうな内容がネタとして演出され、宣伝効果を発揮します。真面目であることが揶揄の対象になる現代社会のネタ的なコミュニケーション効果を、熟知しているのでしょう。島田氏が選挙演説の技術を知事に伝授したとも明かしていましたが、あえて手法を公開し演出することで、視聴者に真相を知ったつもりにさせます。これは、田中康夫・前長野県知事のガラス張り知事室と比べて、抽象的な分だけより高度な演出と言えるかもしれません」(社会学者)


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羞恥心の大ブレイクでもわかる通り、紳助にいじられてブレイクした芸能人は多い。
これだけの批判がありながらも高視聴率をキープし続けているのは、本来の法律相談目当ての視聴者から、出演者達のトークが目当ての視聴者へと客層が入れ替わったということだろう。


ネタ切れ気味と噂される一方で、法律相談から脱線しても視聴率は好調なのだから、制作側としてはありがたいことである。

もはや番組関係者たちさえも、紳助のご利益に預かろうと行列≠作っている状況だったりして!?



芸能探偵



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