●更新日 02/27●


関係者が語るモー娘。凋落の「原点」とは?


デビュー後、アイドル界を席巻する勢いの活躍をみせ、全盛期はファンならずともメンバーの顔と名前が一致した『モーニング娘。』。
が、だんだんと勢いは衰え、今となってはメンバー全員の名前を言えるのは熱心なファンぐらいになってしまった。
その低迷は一体いつから始まったのだろうか。


「モー娘。のメディア戦略に決定的な変化が訪れたのは、2006年末だったのではないか」
ある業界関係者は語った。

それは『ザ・テレビジョン』(角川書店)という雑誌に顕著に現れているという。
同誌は、モー娘。人気にかげりが見え始めてからも、連載企画を掲載し続けてきた。
その扱いは他のアイドルグループとは別格で、新メンバーの加入時には、各々のキャラを立たせるための特集を組んだり、番組での活躍を伝えたりするなど、知名度の上昇に大きく貢献。

そんな同誌のスタンスが大きく変化したのが、2006年12月15日号だったという。
表紙を開いた最初のページにある「今週の要チェック番組」で、間接的とはいえ初めてモー娘の人気低迷を宣告したのだ。





前述の業界関係者曰く、「この号は、ある意味で角川がモーニング娘を見限った日なんじゃないでしょうか。以降、連載や特集企画も消えてしまいました」とのことである。


その号の『ハロー!モーニング』(テレ東)に関する記事の末尾には、次のようにある。
「07年に結成10周年を迎える娘。の人気回復の起爆剤となるか!?」


これまで一度として、モー娘。人気低迷を匂わす記述をしてこなかった同誌が、番組紹介でこのように記した。(同号にはオリコンの年間[2005年12月5日から2006年11月27日]シングルTOP10、アルバムTOP10が掲載されていたが、モー娘。の姿はどちらにも無い)
ここに来て、角川からも見限られてしまったのだろうか……。

新たにメンバーが加入しても、ファン以外は誰も知らないという状況が続いている『モー娘。』。
アイドルグループの寿命というコトを考えると、間違いなく長寿なグループではある。
しかし、老朽化が進んだ巨大な船を修理しながら操縦するのもボチボチ限界?



芸能探偵



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