●更新日 02/15● mixiチェック Twitterでつぶやく このエントリーをはてなブックマークに追加


え!?こんなことで○○に?〜音楽業界編〜


様々な規制のうえに成り立っている芸能界。
でも、時には「え!?こんなことがダメなの?」なんてこと思うこともあるハズ。

時代と共に移り変わる曖昧な自主規制に、ギャップを感じることもあるだろう。
そこで、今回は「こんなことで、こんな目にあってしまった芸能人」の音楽業界編!



<完全復帰だぜベイベー!転がり続けるロック魂>

写真

1年以上の闘病生活を経て咽頭がんを克服、先日無事に完全復活したキングオブロック忌野清志郎。
日本のロック史に残る名曲を数々残し、まさにロックな言動で知られる日本ロック界の重鎮だ。
そんな、ジャパニーズロックンローラーが99年のアルバム『冬の十字架』にて、誰でも知ってるジャパニーズソング『君が代』でロックンロールを表現したばっかりにアルバムは発売禁止に……。(結局インディーレーベルから発売された)

が、実はこれ2回目。
1度目はRCサクセションというバンド時代にさかのぼる。
88年のアルバム『カバーズ』に入っている曲が露骨に原発批判をしていると所属レコード会社の親会社から圧力がかかり、発売中止に。
結局違うレコード会社から発売されたが、発売中止騒動などの話題が逆に良かったのか、オリコン1位を獲得。
ロック界の重鎮は、若い頃から転んでもただでは起きないロックな男だった!



<口にすることさえ許されない伝説のバンド>

写真

伝説のバンド『村八分』……と書いたところで、勘のいい読者ならお気付きだと思うが、バンド名が放送禁止用語なのだ。
バンド名を過激にしすぎたばっかりに、永遠にテレビに出ることがないのである。
といっても、歌詞にも過激な差別用語満載でバンド名関係なく、歌も放送できないとは思うが……。
ちなみに、ギタリスト山口冨士夫氏は、前述の『カバーズ』にも参加している。



<警察もレコ倫には敵わない!?>

写真

PANTA率いるバンド『頭脳警察』。
72年、三億円事件の犯人のモンタージュをジャケットにした過激なレコードで華々しくデビューするハズだったが、案の定発売中止(約30年後の01年にCD化)。
その反省を踏まえ、発売すること≠目標に作ったセカンドは、発売2ヶ月でレコ倫から歌詞にクレームが入り、発売中止に……。実質デビュー作は3作目になってしまった。
ここまでくると確信犯!?



<もはや言いがかり?それともたまたま時代が悪かった!?>

写真

イカ天でブレイク後も2003年までマイペースに活動を続けたバンド『たま』。
唯一無二の存在で、解散までに約20枚ものアルバムを発売したが、そんなたま≠ノも発売中止の危機は訪れた。
それは『ひるね』というアルバムに収録されている「牛小屋」という曲の歌詞(?)。
曲の途中に出てくる「ヨンヨコヨンヨンヨ〜ン!」という特に意味の無い掛け合い≠フようなコーラス部分に問題があったという。
問題とは、「ヨン」というのが4を連想させ、4は『四つ足』を連想させる……四つ足とは豚や牛を表す言葉……昔はそれらを捌くのは身分が低い者の仕事と決まっていた。
そして、その身分の低い者達を4つと言って差別していた為、この歌詞は差別表現にあたる。
ということだそうだ。

ヨンヨコヨンヨンヨ〜ン≠ゥら身分の低い者≠ヨとたどり着く、一般人にはちょっと高度な連想ゲームだが、結果それまでに刷った歌詞カードが全面廃棄処分になった。

……メジャーレーベルでの作詞って、大変な作業なのだ。



芸能探偵

mixiチェック Twitterでつぶやく このエントリーをはてなブックマークに追加



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事