●更新日 09/17●


新作映画に「 DEATH NOTE 」のパクリ疑惑


カナダのテレビ向け新作映画「Devil’s Diary」が、日本で映画化もされた人気漫画作品「DEATH NOTE」のパクリではないかという話題が注目を集めている。

この映画を制作したのは、「Life Time Movie network」というディズニーの子会社だった。日頃はパクリにうるさいディズニーだけに、ここぞとばかりにネット上で袋叩きにあっている模様。とはいえ、この作品が「DEATH NOTE」に似ているという指摘は、しばらく前から出ていた。例えば、日本でも2ちゃんねるのアニメ板では、1週間以上も前にこの話題が出ていたようだ。だが、当時はそれほど注目されずに流されてしまった模様。

その書き込みで言及されていたのが、YouTubeだった。この映画の映像はYouTubeで確認できるが、そのコメント欄にも「DEATH NOTE」との類似を指摘する意見が続出していたのだ。

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同様の指摘は、海外のサイトにも見られる。一例として、「IMDb (The Internet Movie Database)」というサイトでの「Devil’s Diary」の項目が挙げられる。

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また、「DREADCENTRAL.COM」というサイトでも、この映画について、「DEATH NOTE」との関連で皮肉を込めて論じられている。該当箇所の一部を引用してみよう。

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You don't suppose the makers of the upcoming Lifetime Movie Network original film The Devil's Diary were in any way, shape, or form influenced by the hugely popular Japanese Death Note movies that came out last year? (中略) Okay, maybe the film is not entirely the same as Death Note. It does remind me somewhat of Mirror, Mirror now that I think about it.

英文の概略を記すと、「Devil’s Diary」の制作者は「DEATH NOTE」の影響を受けているのではないかと問題提起し、上記引用の中略箇所で映画の内容を詳しく検討している。そして、「DEATH NOTE」と全く同じであるというわけではないかもしれないとした上で、今度は「Mirror」という映画との類似性を指摘している。「Mirror」というのは韓国の映画で、デパートの店内で従業員が次々に変死するというストーリーだ。要するに、論者は「Devil’s Diary」は、結局のところ既存の映画にそっくりだと言いたいのだろう。

海外のサイトを見ていると、他にも興味深いものがあった。「zannen, canada」というサイトに2007年9月4日に書かれた内容に、「Death Note removed from YTV's schedule」という題名のものがある。金曜日(9月7日)の午後10時から午前1時30分まで放映が予定されていた「DEATH NOTE」が、テレビ局の放映予定から削除されてしまったというのだ。そして、その代わりに「犬夜叉」等が放映予定とされたという。

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その理由については、4日の時点では確認されていなかった模様だ。とはいえ、現時点から見ると、今月22日に「Devil’s Diary」の放映が控えていて、それを前にして、この映画にそっくりな「DEATH NOTE」が放映されることは不都合だという判断があったからではないかと推測できる。「DEATH NOTE」の放映中止が何らかの圧力によるものなのか、それとも自国の作品がパクリであることを知られたくないからなのか。

いずれにせよ、「DEATH NOTE」は今や日本だけでなく、世界中で知られている。「Devil’s Diary」にとって、ノートならぬネットにパクリ疑惑を書き込まれることは致命傷に至るかもしれない。



芸能探偵



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