●更新日 04/23●

国際的映画賞の主演女優はポルノ女優だった!


なんともゴシップ臭がプンプンする映画の売り文句。

国際的〜とは、世界3大映画祭の1つ「ベルリン国際映画祭」のこと。
この映画祭の金熊賞受賞作品『愛より強く』(2004年)の主演を演じた女優は、過去にポルノ女優であったことが受賞後に発覚したというスキャンダラスさ。
その女優とは、

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▲役所で働いていた時期にショッピングセンターでスカウト。ポルノ女優だったことについては事実と認めた上で、「明らかにされて楽になった」と語っている。

シベル・ケキリといい、作品中での役名もシベルを使っている。

“ポルノ”という響きに「どんだけエロイんかなぁ〜」と想像するのが当然だろう。
たしかに、映画の中では突然フルチン姿(モザイクなし※)の男がソファーで寝転がっているなど驚かされるシーンも多々あるが、金熊賞の作品だけあって“エロ”だけではない奥深い作品でもある。


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<イスラム教の家庭から逃げたいシベルは、精神病院で見かけた同じトルコ系ドイツ人の自殺志願者男・ジャイトに偽装結婚を持ちかける……>
といったストーリー。


“探偵ファイル的オモシロ見どころ”といえば、、、

〜感情表現の激しさ(突っ込みポイント)

●シーン1.(シベル)
「素晴らしい胸でしょ!」と誘惑&求婚していた次の瞬間には、ビール瓶を叩き割り即座にリスカ。ていうかアームカット!

●シーン2.(バスの運転手)
偽装結婚で揉める乗客に「お前たちみたいな不道徳者は乗せられん!」と無理やり降ろす身勝手な運転手。

●シーン3.(ジャイト)
ガラスのコップを素手で激しく叩き潰し、手のひらはガラスが突き刺さり血みどろ状態にも関わらず、店内の客はその血に驚くどころか賞賛の嵐。




〜空耳(笑いポイント)

ジャイトが手首切りでの自殺成功術をシベルに説き正していると、

字幕→「あら、そう」

シベルは「ア、ソウ」と発音。

昨年ブームを巻き起こした「飲ま飲まイエイ♪」のような“空耳アワー”である。



〜フルチン姿(びっくりポイント)

フルチンにビックリなのではない。
部屋でフルチン姿のジャイドの元を、まだ知り合ったばかりのシベルが訪ねるのだが、到って平然と穏やかな表情で普通に話しているのだ。
これが世界……? お国柄?




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ところで、ポルノ女優だったシベルだが、作品中でも全裸を披露している。
現在25歳にして、少なくとも過去に7本のポルノ作品に出演しているようだが、今作品でポルノ級のエッチシーンがあるかは見てのお楽しみってことで♪



※R-18。18歳未満の方は、18歳を過ぎてから鑑賞しましょう。

「愛より強く」

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▲偽装結婚の愛の行方は!?

監督:ファティ・アキン(「太陽に恋して」)
出演:シベル・ケキリ、ビロル・ユーネル(「スターリングラード」)
2004/ドイツ/121分


※G.W.4月29日より、シアターN渋谷にて、“真の愛”を問うロードショー!!



芸能探偵


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