●更新日 05/04●

【GW特集】〜ダイアナの衝撃〜


英国では放送されることのなかった故・ダイアナ元妃の皇族時代の素顔が映し出される告白映像。
先月、日テレ『スーパーテレビ情報最前線』で流されたのだが、衝撃を受けた人も多くいたことだろう。
公式の場では一切見せることのないダイアナ元妃の素顔は、その当時見ていた表情よりも極めて明るかった。
大口を開けて大笑いする“はっちゃけスマイル”のダイアナ元妃は、「チャールズのセックスは変なのよ」と語り、皇太子妃でありながらの恋愛まで生々しく・・・・・・。


3年前に本サイトで寄稿していた芸能デスク・梨本勝氏の梨本恐縮隊が行くの連載に「ダイアナ妃の憂鬱」がある。
ダイアナ妃が亡くなった直後から再婚の話があった事も分かるのだ。







Vol.17(2002年7月25日)
ダイアナ妃の憂鬱


 前回お伝えしたように、今ヨーロッパに来ているが、改めてダイアナ元皇太子妃のことを思い出す。あの5年前のパリでの壮絶な事故死。恋人のドディ・アルファイド氏との死が、唯一、彼女にとっての救いだったかもしれない。

 亡くなった8月31日が近づくと、その死を巡っていろいろな話が出て来る。先日も、アメリカの諜報部が二人の会話をずっと盗聴していて、その会話から、ダイアナ元妃が”妊娠”していたことがわかっていたと伝えられた。ダイアナ元妃が、地雷撲滅の運動を続けており、そこで国家安全保障の立場からダイアナ元妃をマーク、その会話を録音したテープの中から妊娠していたことが裏付けられたというものだ。これは以前から言われており、ドディの父親、大富豪のモハメッド・アルファイド氏は、そのために謀殺されたと、いまも言い続けている。
 アルファイド家は英国王室にとっては異教徒。英国王室が、ダイアナ元妃が異教徒と結婚することを嫌っての謀殺では・・・・という。
 事件前、イギリスの諜報機関の元諜報員が小説を書いた。『ロイヤル・ブラッド』(王室の血)。その中で、ダイアナ妃は異教徒と恋をし、妊娠する。それを王室は嫌って、彼女の暗殺計画を立てる。当初はボーガンの先に毒を塗って殺そうとするが失敗、そこで小説の最後は(交通事故に見せかけて殺すしかない)と決定して終わっている。この小説の後に事故が・・・・この本は、英国では出版元が自主的に発表を辞め、アメリカでは出版されたという。

 もう一つ、ダイアナ元妃の死の後、チャールズ皇太子とカミラの再婚が注目された。
 カミラはチャールズがダイアナと結婚する前からの親密な関係。ダイアナも結婚直前にそのことを知るが、「もう間に合わない」と父に説得され、あの世紀のロイヤルウェディングとなるのだ。
 結婚してからもチャールズとカミラの関係は続く。ダイアナはそれに悩み自殺未遂までするのである。離婚原因はそのことが原点である。
 私は、ダイアナ元妃が、チャールズ皇太子と別居した時から何度もロンドンに取材に行った。
 結果としてのダイアナ元妃の死・・・
 ところがこのところ、チャールズ皇太子とカミラの再婚の話が大きくなっている。9日、英国国教会がそれまで離婚経験者の再婚を禁止していたが、それを認めると発表したのだ。それにより、チャールズとカミラは大手を振って再婚できることになるわけだ。

 先日、エリザベス女王即位50年を記念してヴァッキンガム宮殿でコンサートが開かれた。エリザベス女王を中心に居ならぶ王室の人達。なんと、その中にカミラの姿もあったのだ。
 着実にふたりの再婚は進められている。そう英マスコミも見ている。
 天国のダイアナ元妃は、どんな気持ちでいるのだろうか―。



梨元勝






“ダイアナの呪い”とも言われたチャールズ皇太子とカミラ婦人の予定が遅れた結婚式は、先月無事に済んだ。
その模様は世界各国に報道されたわけだが、エリザベス女王の後を継ぐ英国国王は相変わらずチャールズ皇太子よりもその息子・ウィリアム王子の方が断然支持率が上。
式前には、公式会見中の陰口を高感度マイクに拾われ、各国のマスコミの餌食になったチャールズ皇太子。
好感度高いウィリアム王子に比べると、ナチスのマークを胸に掲げて大非難を浴びた次男・ヘンリー王子は、チャールズ皇太子の問題児ぶりと似ている気がしないでもない。



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