「２ちゃんねらーにオススメです！」by香川照之

『フリック』という映画が先週から公開されている。
昨年４月に白シャツに黒パンツのペアルックで、アツアツ結婚会見を開いた大塚寧々と田辺誠一共演の作品である。
公な場所で２人が並ぶと勝手に思い込み興味津々だったのだが、




残念ながら公開舞台挨拶に現れたのは大塚のみ。
結婚会見では、「入籍前（０３年の秋）から一緒に生活をしていた」とのコメントを残している。
この作品が制作されたのは２００３年ということで、制作期間と同棲期間が重なっていることから、結婚への掛け橋となった映画と言っていいのかもしれない。
どれほどまでに２人のお熱いシーンが列挙されているのか？と思ってしまうが、映画作品の中で２人の絡みがあるのはわずか１シーン。
交わす会話も一言のみ、とそっけないものである。

２年もの歳月をかけて作り上げたこのフリックは、小林政広監督自ら「（インテリな）頭のいい映画は作れないな」と語るほどに困難を極めた撮影だったよう。
「（撮影中は）大塚さんも変になっていましたねぇ」と監督は言うが、この苦難こそが、より一層大塚と田辺に強い絆をもたらしたとも考えられる。

しかし、作品上で実際に男女の仲に発展していくのは、これまでにも名作に多数出演しているも主演は初という



香川照之。写真左の方。

現在公開中の大注目映画『北の零年』舞台挨拶でもあまり目立ってはいなかったが、


▲探偵ファイルのクレジットを被せてしまうほどに脇だった。。。

実は石田ゆり子の隣にいたのである。
今週２９日公開の中国映画『故郷の香り』にも出演しており、３週連続で出演作品公開と何気に活躍しているのだ！
現在は、松嶋菜々子復帰ドラマとして大注目のドラマ『救急病棟２４時』（フジ）に出演しており、やはり名脇役のスパイスを効かせている。

そんな香川は、初主演を飾るということでプレッシャーがあったのか「撮影中の打ち上げで酔った勢いに任せて泣いた」などと言ったエピソードも残っているほど最も苦しんだ１人だったよう。



▲苦心の甲斐あって今回は堂々のセンターポジション！

「（この映画は）見れば見るほど分からない」などと主役自ら語っているが、「２度３度と見たくなる映画です」とフォローも欠かさなかった。


ちなみに、

「“２ちゃんねる”向きの映画ですヨ！」

との妙な勧め方もしていたが、その真相は映画館でのお楽しみ……。（ニヤリ）



探偵ファイル