●更新日 08/08●

地球で一番忙しい? 浅野忠信が見つめるその先は?


宮沢りえが映画『父と暮らせば』の舞台挨拶に立ったのとほぼ同時刻、同映画で宮沢の相手役を務めた浅野忠信は、別の映画の舞台挨拶に姿を現していた。

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今回は主役ということで前回『茶の味』の舞台挨拶よりもゆっくり喋ることができた浅野。
観客にとってもマスコミにとっても、我修院のようなジャマ者がいなくなって浅野の話に集中できたことは何よりだ。

体が一つじゃ足らないほど忙しい浅野は、束ねていた髪をほどいたせいか、前とは随分違う印象。
街ですれ違えば普通に怖い人とも思われかねないその野生っぷりは、隣りに並ぶタイ人脚本家のプラープダー・ユンさんを余計にかわいらしくも見せてしまうのだった。。。

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▲浅野には以前から注目していたプラープダーさんはこの日31歳の誕生日。浅野とは同学年であり、終始なかよさげ。

このところ続けさまに出演映画の公開が続く浅野であるが、今回公開されるのは、タイ・日本・オランダ・フランス・シンガポール合作映画の『地球で最後のふたり』(ラスト・ライフ・イン・ザ・ユニバース)。
撮影が行われたのは一昨年で随分遅れての公開となるが、実はこの作品で浅野は世界三大映画祭の一つ、ベネチア国際映画祭コントロコレンテ部門で主演男優賞を受賞していたのだ。

しかし浅野は残念なことにこの秋公開予定の『珈琲時光』の撮影で授賞式には出席できなかった。
何とも大忙しの浅野であるが、その『珈琲時光』も9月のベネチア国際映画祭にも出品され、さらにもう一本の出演映画『ヴィタール』も同様に出品されるのだというから、今は浅野の出演映画をチェックするだけでも大変である。

金八先生でデビューした浅野も、今や日本が誇る世界のアサノ。
浅野はいったいその目で、どれだけ高い場所を見つめているのだろうか。
日本映画界の期待を一身に背負う浅野であるが、

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とりあえず今は、プラープダーさんから目が離せないようだ。



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