●更新日 05/30●
前よりバックが好きなのよ、僕は。
くそ長〜いプロフィール。
そう題された本の著者は、過去にローラースケートのブームを生み出した光GEINJIのメンバー、かあくんこと諸星和己。
ずいぶん見かけなくなっていたため久々の顔出しのように感じるが、実は彼、3年もの間ニューヨーカーだったのだ。
ニューヨークナイズされたであろう諸星をひと目見るべく発売イベントに駆けつけたが、
まっ茶っ茶の軽くクセのついたヘアスタイルとかあくんスマイル
白のスーツにシャツのボタンが外れた隙間から肌蹴て見える胸元
至って変化なし・・・・・・
これぞ“諸星スタイル”と言わんばかりである。
“光源氏”のようにプレイボーイでヤンチャだった自分から成長するため(?)に3年の雲隠れを強いてたのだろうか。何かしらの変化が見られるかと注目しつつ、本の中身に目を向け、インタビュートークに耳を傾ける。
「まあ、直木賞は狙ってないですけども。こうやって書いていきたいなと思ってます」
「いっぱい振り返りましたね。たくさん振り返りましたねえ。でも、こうやって振り返ってると、楽しいことよりも嫌なことのほうがいっぱい出てくるんですよね。」
と語っていたことは本当のようで本の中身を拝見してみると、ところどころにぷぷっと思わず吹きだしてしまいそうな 苦い経験がふんだんに詰まっている。
たとえば、寮生活を余儀なくされたジュニア時代、“104”と書かれた冷蔵庫のイチゴ牛乳を誰のか分からずに飲んでしまった後に気づいて知ることとなった元大物アイドル・トシちゃんの怒り。また、はじめて一人で飛行機で飛んだL.A.にあるホテルのロビーで 「ジャパニーズ・マイケル・ジャクソンだ!」と自分を表現し、「よ〜こそ〜ここへ〜踊ろうよ パラダイス!」の響きが懐かしい「パラダイス銀河」を諸星流イングリッシュバージョンで踊り歌ったことなど、諸星独自のコミカルな口調で ジャニーズ時代のウラ話から苦闘していた日々まで書き記してある。
中でもよく目立つ表現が、「あの頃の俺はバカだった」
若かりし日々の悪態についての反省がところどころで感じとれるものだ。
「楽しいこととかいろいろ見つけながら生活していきたいなと。そのためにはやっぱいろんな恋もね、しなきゃいけないと思うしね。」
と、インタビューの中では恋の話を自分から持ち出したり、写真に人を写すときには後ろ姿が好みのようで「ベッドの中でも・・・・・・」などとオープンさが 際立つ諸星。
今も昔も源氏精神は衰えることを知らなさそうである。
そんなかあくんに会いたいと訪れたファンの数は異例も異例の1300人超え。店内は、ファンの“女の子”でギュウギュウ。
彼女らにとっては、いつまでも永遠のアイドル!?
探偵ファイル
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