●更新日 05/07●

ココリコ田中、犬と笑えば


捨てられた犬との交流を描いた映画『犬と歩けば 〜チロリとタムラ〜』。(公式HP

主役を務めるのは、コントや映画で等身大の演技が評価されているココリコ田中。
初日舞台挨拶、記者がカメラを向けてもどこか硬いのは、

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フォトセッションにあまり慣れていないためか、それとも映画初主演ということで緊張しているのか。

田中が今回の映画で気に入っているシーンは犬と一緒に小学生と戯れるシーンということが、撮影と知らないちびっ子たちからは「ココリコの田中だココリコの田中だ!」「何で犬を連れてるの?」と過剰にたかられてしまい残念ながらカット。
それでも映画で使われているOKシーンは「あ〜たかられてるなぁ〜」という印象がそのままで、ココリコの人気がちびっ子にまで浸透しているということを窺わせてくれる。


ソワソワする出演の犬2頭にも笑みが漏れてしまうほのぼの舞台挨拶は滞りなく進んでいったのだが、この日、田中以上に観客の視線を集めたのは若手女優の藤田陽子(23)だったかもしれない。

vodafoneやマクドナルドのCM出演などで地道に活動する彼女、今回の映画では姉と母に恨みを持つ引きこもり役を演じている。
りょうとアドリブで演じる姉妹喧嘩のシーンは圧巻であり、主演の田中をも凌ぐ存在感を見せているのだが、、、

彼女のこの日の服装はツッコミ自主規制の、


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チロリアン調。 (※オーストリア・チロル地方の地元服)

いやまあカワイらしいのでありますが、なぜこんな珍しい衣装を作品のイメージとは無関係に着てくるのか。
司会者も共演者も何も言わない。


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▲平然と喋り続ける共演者たち。気づいているはずなのになぜ触れない!?

疑問を抱えたままフラストレーションは溜まり、時間だけが過ぎていく。

藤田本人の挨拶が始まっても話題にはならない。
このまま終わってしまうのか。
このまま誰も何も言わずに帰るつもりなのか。
むしろ触れてあげるのが親切ではないだろうか。
藤田のことが心配になった、その時!


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「何を思ったのかこんな衣装を着てきちゃってすみません」

突然謝り始める藤田に会場全体が失笑。
映画のサブタイトル“チロリとタムラ”と“チロリアン”をかけてみたという苦しい説明もしていたが、これはどうやら母親と下北沢と散歩中に見つけた服ということで、「コレかわいいやん、コレ着て」と母親に言われたのがキッカケなのだとか。
この日も実は“母親参観”であったのだが、このお母さん、奈良県在住。

奈良から東京に駆けつける母親。
母親に勧められたチロリアン調の服を着る娘。
その親子愛に感動すら覚えてしまうところだが、田中は横でクスクスと笑っている。。。
そう、テレビでも見かける田中のあのクスクス笑いである。

しかし田中だけならいざ知らず、共演した犬のピース(タムラ役)までも失笑するとは。。。
犬は飼い主に似ると言うが、共演がきっかけで仲良くなり過ぎたか!?


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