●更新日 04/14●

椎名的黒子除去余談


独特の個性を放つアーティストの椎名裕美子さん。


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“自称新宿系自作自演屋”というキャッチフレーズに見合った、とことんまでこだわりを持つ作品づくりには圧倒されるものがあった。看護婦のコスプレや愛車を真っ二つにするなど過激な表現で話題を呼び、さらに驚かされたのは2000年の椎名風“できちゃった婚”。椎名節全開で妊娠・結婚を公式HP上に発表していたものの、出産後には1年2ヶ月の結婚生活を終了しあっさりと離婚。シングルマザーとなり1児の母として奮闘している中で発売された曲の中には、母親としての一面も垣間見れ、髪をバッサリとショートヘアにしたナチュラル感の漂う椎名は、逆に新鮮さが漂っていたものだ。

しかし育児に奮闘している中でも、林檎ママはその変わらぬ個性を存分に発揮し、最近も話題を振り撒いてくれていた。

それは“マリリン・モンロー”バリのチャームポイントだったほくろ削除。昨年11月に発売されたシングル『りんごのうた』表紙となるジャケット写真で堂々と公表。ふつうのタレントならこういった変化を表沙汰にはしたくないところもあり隠したがるところであるが……。潔さというかオープンさが気持ちいいと感じるファンも多いだろうか。椎名キャラを確立させる上で非常にインパクトのあるチャームポイントであったわけだが、何でもこのホクロはいわく付きのよう。

小学校時代の椎名は正統派美系女優の沢口靖子に憧れていたということで、同じ位置にホクロがほしいとペンなどで描きつづけているうちに

色素が皮膚に沈着して完成したとか。

しかし、椎名のホクロは鼻のほぼ左わき、沢口は鼻の右下と位置的にも


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まったく違うのだが……。

ちなみに、過去においての椎名林檎は「アルバム3枚目を出したら“椎名林檎”を辞める」と発言。当時発売されていた東スポでは、蜜柑、葡萄、檸檬などと改名するかも?と話題を振り撒いていた。しかし、昨年発売した『加爾基 精液 栗ノ花』はすでに4枚目アルバムとなっているものの、特別な動きがあるわけではなかった。『りんごのうた』こそ“椎名林檎”を辞めて新たな自分に生まれ変わる節目でありホクロを取ったのだと噂されているが果たして?


来週4月23日には、宇多田ヒカルの夫と言われたくない紀利谷和明監督の初監督作品「CASSHERN」のオフィシャルアルバム『OUR LAST DAY』が発売される。ここには、椎名の曲『茎(STEM)〜大名遊ビ編〜』も収録されている。


今後どんなふうに変身した椎名に会えるか楽しみだ。



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