誰も褒めない大物漫画家・失笑記者会見 〜 50人のサイン会!これでも多いほう? 〜 東京・ブックファースト渋谷店で行われた、ある大物?漫画家のサイン会。 イベント関係者に「何か今回の資料はありませんか?」と問い掛けたところ、 「まさか取材が来るとは思っていなかったので用意しておりません」 聞いた方が悪かった?と思えるくらい苦笑されてしまったのだが、 身内からも随分低く見られた大物漫画家とはこの人、 蛭子能収。(えびすよしかず) いまさらなぜ蛭子なのか? それは記者もよくわからない。 ただ言えるのはこれだけ。。。 なんなのこの漫画は!? 彼がとても奇抜な漫画を描いているというところまで知っている人は多いかもしれないが、漫画を買う人となると極少数マニアのみ。本人も言うように、オチがないため普通に読むと意味不明なのだ。 この日は「蛭子能収コレクション」の発売を記念したサイン会。 ていうか、レジで一冊1400円という大金をはたいてから列に並んだファンの前で、 「代金はもらってるんですか?」 ってそれはアナタ失礼でしょう! ……と、普通ならなるところだが、このキャラを考えれば珍しくもないか。 記者会見でも無頓着な発言が周囲の失笑を買いまくる蛭子。照明さんや音声さん、普段なら音を立ててはならないのに今日はクスクス笑いが止まらない。 「若い人に新しい蛭子を知ってもらいたい」とも語る蛭子だが、今回の作品は蛭子本人が漫画一本で勝負している時代の特選作品ばかり。 本人が「手抜きをすることを考えていた」と語る後期作品群も、出版社側は「手抜きをしつつ作品としていかに昇華するか、を狙って描いていた」と良い方向に解釈しているだけに、作品解説のダンカンも褒めているのかと思いきや……、読んでみると褒める単語が一つもなく、セコイ、人でなし以外の何者でもない、とけなして終わりである。 しかし会場には蛭子作品をわかる特殊な才能にあふれた人ばかり、50名のファンが集結。 この機会に探偵ファイル読者向けにもサインを頼んでみた。 ▲似顔絵は現在の彼女。そのうちゴールインすると宣言。 「タンテイファイル?」と戸惑いながらも快くOKしてくれた蛭子。 記者の名刺を胸ポケットに大事にしまってくれたのだが、少しはここを覗いてくれた??? もしかするとサイン本欲しいかもしれない人、応募ページへ
この失笑会見の締めは撮影タイム。 決して見栄えが良いとは言えない被写体のせいか、周囲は急に静まり返る。 目のやり場に困った蛭子。 (蛭子ワールド 風に再現) キョロキョロキョロキョロ……。 「誰も面白いと言わない」と嘆く蛭子の作品が世間に認められる日は来るのか??? ( 探偵ファイル ) |