なっち卒業 おめでとう・・・? 〜 モー娘。の次はどこ?? 〜 この1月25日にモーニング娘。卒業となった安倍なつみ。 97年のデビュー当時にイベントを行った横浜アリーナは約3000人のファンであったが、この日は1万2千人と満杯の中、嗚咽する後輩に送られながら最後のお別れをした。 主要メンバーの中でもなっちがいかに重要な存在だったかが手にとるようにわかる。(参考記事) デビュー時は5人の構成メンバー(福田明日香、石黒彩、安倍なつみ、飯田かおり、中澤裕子)であったが、次々と新しいメンバーが加わっては卒業していく・・・という形で今まで残っていたのは北海道出身の飯田と安倍の2人だけ。 2000年1月 石黒彩(ルナシーのブーちゃんの嫁に) ↓ 2000年5月 市井紗耶香(目標はシンガーソングライターだったが、あえなく芸能界引退) ↓ 2001年4月 中澤裕子(老衰) ↓ 2002年9月 後藤真希(卒業) ↓ 2003年5月 保田圭(退学) ↓ 2004年1月 安倍なつみ ■モー娘。なっち脱退はこちら これまでに卒業していったメンバーは“ラブマシーンの法則”なるものに沿ってかどうかは定かではないが、次々に脱退していった。 ファンの衝撃も大きかっただろうと想像できる年明けの辻・加護卒業告白で安倍の次は飯田という予想は覆される形となった。 「ほんとうは順番からすれば、なっちよりも飯田のほうが先でしょう。だけど、ずっとセンターでやってきたなっちのほうが辞めるということには話題性がありますからねえ。そのへんをつんく♂も考えたんじゃないですか?」とは芸能関係者。 ▲自分をかわいいと言っているとはいえ、約9.900名から選ばれたのは実力も備わっていたからだろう。 北海道は室蘭出身のなっちが歌手を目指すきっかけとなったのはなんと学校内でのイジメだったとか。 「なつみはカワイイし男の子にモテたんだよね。それでちょっと鼻にかけてるようなところがあるって。だから先輩とかにも目をつけられたのよね。」(コアハウス著『モーニング娘。まるごと大百科』参照)と本当に本人が語ったのかは疑問符のつくところではあるが、初期メンバーでは最も目立っていたことは確かだ。 自分の魅力に自信満々(?)の中、テレ東系列のオーディション番組「ASAYAN」で行われた「シャランQ女性ロックヴォーカリストオーディション」に合格し、無事にモー娘。一期生としてデビュー。 このときは同じオーディションでソロデビューを果たした平家みちよが有力視されていたが、セカンドデビューしたモー娘。のほうが人気を勝ち取ってしまうとは皮肉なものである。 ▲ゴマキの冷たい視線が気になる そして、3期生として当時最年少の12歳でモー娘。入りを果たしたゴマキにセンターを取られてしまう・・・とライバル視するあまり、ストレスが嵩んだのか過食症で激太り→風船のように真ん丸くなってしまった時期も・・・。 (最近のモー娘。では加護が落ち着いてきたものの、目立ち始めているのは小川真琴か) 田舎育ちバリバリの方言やなまりをしゃべりの中でかわいらしく見せ、その後の同メンバー、高橋あいなど地方出身者の野暮ったいキャラをかわいくする先駆け的存在となった。 ▲なっちの妹・あっちはデビュー直後からお騒がせ。 (ファンへのごめんなさいイベントにて) 一時期は、元暴走族の頭だったことが自慢という男性タレントOとの熱愛疑惑が持ち上がる朝帰り写真が掲載されたり、昨年歌手デビューした妹・安倍麻美の喫煙疑惑&ニャンニャン写真を掲載されたりと身内やプライベートでもひと騒がせしてくれた。 実際、卒業したメンバーで現在も芸能活動を続けている中澤裕子や保田圭など、結局モーニング娘。から離脱できぬ位置でしか活動できていない。ストレス解消法はノートに悪口を書きまくるという荒ワザの保田など、「この正月は家でテレビを見て過ごします」と話していたようなヒマさで仕事はほとんどなかったようだ。 ゴマキもつんく♂側で活動するかぎり、モー娘。から離れたイメージを持つのは難しいだろう。 シンガーソングライターになると言い卒業した市井沙耶香も『市井紗耶香 in CUBIC-CROSS』というユニットを組んでいたものの結局泣かず飛ばずで芸能界を引退するハメに。 もちろん無理やり剥がすことはないのだが、次へのステップを踏むには困難なのではなかろうか。 そう考えると、主力メンバーだったなっちがモー娘。を離れたこれから、独り立ちができるかどうかが注目されるところだろう。 また、夏には辻希美と加護あいの卒業も決定している。 どんどん新しい生まれ変わりを図ろうとしているのはわかるのだが、いったい、つんく♂はモー娘。メンバーの未来をどのように考えているのだろうか・・・。 ( 探偵ファイル ) |