疑惑の「桜」河口恭吾テレビに登場
〜 これはパクリか、チャレンジか 〜


昨年12月10日に再発売した「桜」が1/26付けオリコンチャートで4位に上昇、じわじわとその知名度を上げる河口恭吾。昨年ヒットした森山直太郎の「さくら」に続く“第2の桜”とも言われ、各所で注目を浴びている。(再リリース関連記事

しかしその一方で、この「桜」にはパクリ疑惑が持ち上がり大変な騒ぎになっている。
“桜”による無名アーティストのブレイクが相次ぎ、「また桜で誰か出てきたか」と思ってしまうわけだが、どうやら問題は別にあるよう。その曲のサビの部分が徳永英明「僕のそばに」と酷似しているというのだ。(河口恭吾氏「桜」疑惑まとめサイト

各サイトの掲示板には書き込みが相次ぎ、探偵ファイルの読者からも多くのメールが寄せられている。特に徳永ファンの怒りは収まる気配を見せない。「何としても河口とワーナーに謝罪さしたいです」と思い詰めたものまで。
ネット上には「桜」と「僕のそばに」重ねた音源まで公開されているが、そのメロディラインが酷似していることは徳永ファンでなくとも十分認められる範囲。 かつて虎舞竜の「ロード第1章」と「ロード第2章」のサビが良く似ていて失笑を買ったが、この2曲は別人による作曲。そしてサビの違いを見極めるのはかなり困難。
ネット上では既に刑が確定した犯罪者のような扱いを受けているが、公式HPで毎日日記を更新しているほどの本人がこの騒ぎを知らないわけがない。それでも昨日はフジテレビ「スーパーニュース」にて堂々と熱唱を披露。これはもはや、批判覚悟のチャレンジともいうべきか。



▲傍観者を笑わすことはできたかもしれないが……。ちなみに高音を発する時はいつでもこの表情。


カメラが密着(と言ってもスタジオと楽屋のみ)したのは「HEY!HEY!HEY!」の収録日。周りから「気にするなよ」と言われているのかどうかは知らないが、本番を終えて楽屋に戻ってきた河口はどこか自信なさげ。「今の大丈夫ですよね?」と関係者(50歳くらい?)に判断を仰ぐ姿が初々しくもあるが、29歳という年齢を考えれば ミュージシャンとしてもう少し堂々としていても良さそうな気も……。



▲左の関係者から「よかった」と一言あり、ようやく安堵の表情。


観客でなく関係者の反応を先に気にするあたりが本来のあるべき姿から離れている気がしなくもないが……。ちなみに観客には好評のライブだったようだ。



▲「久々にいい歌にあったなーって感じしました」の「久々に」が「徳永英明以来」の意味だとしたら結構毒舌な方。


それでも本人はビデオ確認で渋い表情。ライブで緊張していたことを気にしていたようだが、
「真剣に考えなくてもいいよ」
「鍛えなおし」
と関係者からアドバイス。公式HP掲示板にあった疑惑指摘の書き込みを削除したのと同様、 「ミュージシャン」というより「田舎から出てきた農家の青年」という印象の河口をガッチリサポートしている。



▲高校時代の河口。文化祭で友人に褒められたのをきっかけに歌手を目指したという。この時代のツーブロックは栃木ではなかなかのオシャレさんだったか。


「HEY!HEY!HEY!」ではダウンタウンに程よく突っ込まれた河口。森山直太郎の「さくら」とどっちが先だったかということは聞かれたが、さすがに徳永英明との酷似には触れられずじまい。
今回の「桜」が果たして法的にパクリと呼べるかどうかは難しいところだが、曲全体として似ているというわけではない。シンプルな曲ゆえたまたま一部が似てしまっただけかもしれないし、こんなものは探せばいくらでもある話かもしれない。善し悪しを判断するのはあくまで個々のリスナーであるが、 怒りを覚える人も非常に多く、この騒動が収まる気配は一向にない。

昨日のテレビ出演を皮切りに、今後も各番組の出演スケジュールが埋まっている河口。今週金曜日には生放送「ミュージックステーション」の出演を控えているのだが、雑音高まる中で迎える生放送のプレッシャーに果たして耐えられるだろうか。



探偵ファイル・カグウェル


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