ダントツ人気も視聴率は…の坂口憲二
〜 月9「プライド」はどうなる? 〜


小麦色の肌から覗かせる白い歯が爽やかな印象を与え、男女を問わず幅広い人気を獲得する俳優・坂口憲二。プロレスラーである父親から譲り受けたその体は身長185センチ、足のサイズ29センチ。公式プロフィールに普通自動車第一種免許、柔道初段(→中学生でも取れる)というさして珍しくもない資格を載せてしまうあたりも、世間に親近感を与えるための策略か。

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▲ジュエリーベストドレッサー賞(過去記事リンク)にてジュエリーの授与。背が高すぎてプレゼンターの手が届かず、申し訳なさそうな坂口(左の人、爆笑、拍手)。ていうかわざとらしく背の低い女性をプレゼンターにしなくても……。

ちなみに柔道は中学2年で挫折、その後ゴルフ部に入部するも長く続かない(でも「特技」の一つはゴルフ)。どこか中途半端な少年時代を過ごしてしまったような坂口であるが、現在の人気は留まるところを知らない。今や各雑誌等で「抱かれたい男」ナンバーワンの称号を与えられるまでに成長した。

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▲飛びぬけた明るい笑顔と引き締まった表情のギャップが女性ファンには堪らないよう。

長年キムタクの指定席だったその位置に君臨しようとする坂口だが、本業の俳優業では視聴率男に大きく及ばない。2002年は全クールのドラマにレギュラー出演し、満を持して望んだフジテレビ月9ドラマ「いつもふたりで」であったが、平均視聴率16.3%という数字は坂口の評価を微妙に。しかしその後出演した「愛するために愛されたい」は平均6.5%と決定的(しかも1話分放送カット)。視聴率だけで俳優の良し悪しを決めてしまうことが果たして正当な評価であるかどうかはさておき、人気があると言っても「坂口憲二だから見てみよう」という人がそれほど多くないのも確かか。

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▲「次は頑張るぞ!」と密かに意気込んでいるのだろうか。

現在はフジの月9ドラマ「プライド」で準主役級の役を演じる坂口。初回放送28.0%、第2回放送25.1%と、今クールで大将格のドラマであることは間違いないが、このドラマは元々坂口が主人公の予定だったという。「坂口では視聴率が……」ということで、キムタクが主演を務めることになったようだ。「あの演技はどうだろう」「いや、あれがいいんだよ」と毎回物議を醸しつつ視聴率を稼ぐキムタクに対し、坂口はこのドラマで新しい活路を見出すことができるだろうか。
第2回で視聴率が下がってしまった「プライド」だがそれはドラマではよくあること。しかし第3回でも引き続き下がるとこれは問題。「抱かれたい男」たちの演じるドラマが世間にどう受け入れられるのか、今夜あたりが正念場である。
フジテレビ「プライド」HPへ

昨年はプロレスのリングにもセコンドとして登場した坂口憲二だが、本人としては俳優業が一番楽しいよう。今年は主演映画「機関車先生」の公開もあり活躍の舞台は益々広がるだけに、役者としての評価を上げておきたいところだ。



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