小田和正 叶った“クリスマスの約束”
〜 明日25日 いよいよオンエア!! 〜


今年で3回目を向かえる小田和正を主体とする番組『クリスマスの約束』。
今年も来る12月25日にTBS系列で放送される予定だ。


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TBSチャンネルでは24日の午後11時より放送予定


テレビへの出演は滅多にはなく、町中を感化させた‘92年の鈴木保奈美・織田裕二主演、“カンチー!”でおなじみのドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌でもあった曲「ラブストーリーは突然に」が日本レコード大賞ゴールドディスク賞を獲得したときでさえ、会場に現れることはなくメッセージひとつで終わることとなった小田。
その彼がコンサートを開き、その模様がテレビへ登場することになったのは影ならぬ人々の動きがあったからである。

そもそものはじまりは、『クリスマスの約束』を企画した音楽番組「うたばん」(TBS)のプロデューサーでもある阿部氏の立ち上げによるもの。個人的に小田和正のファンであったことから動きだしたという話だ。その後何度も交渉を重ね、これまでの実現に至ったらしい。若手のアーティストをゲストとして招待しコンサートで共演するというクリスマスの約束は、3度目にようやく果たされた。

「僕らのような音楽をやってきた者にとって今大切なのは、同じ時代に生きて、音楽を作ってきた人たちを認め、愛し、尊敬すること」

として、初回の’01には福山雅治、昨年行われた際にはミスチル・桜井にどうしても参加してほしかったという小田は、手書きのラブレターまでも出し、切実な想いを綴り誘ったようだ。しかし、その後読まれた中身を見ると、福山は仕事の都合上忙しくて無理だと断念、桜井は「正直、局側の策略であるのかと不信感を抱いた」と真っ向からの意見を述べてゲスト出演お断りと残念ながらフラれてしまっていた。
だが、桜井の手紙に「小田さんからの手紙はピアノの譜面台に載せてあり大切な宝物」と書かれていたことへは小田自身も感動していたよう。

小田:「若いアーティストからこんなことを言われて本当に嬉しかった。彼からの手紙がなかったら今年はこの番組はやらなかったと思う。この手紙にどんなにか勇気づけられたか・・・」

昨年のMCでの言葉だ。
そして今年、

小田:「本当にどれだけ(ゲストに)来てほしかったか…。いよいよ歴史的な瞬間です」

この度晴れてゲストとして登場したのが、このときにあわせて一緒に新曲を作ったというゆず、そして昨年は出演を断念していたミスチルだ。CD化される予定もなくテレビでは流れることのなかった幻の曲「タガタメ」を歌ったということ。そのほかにも財津和夫(55)やSTARDUST★REVUE、根元要と多数のアーティストが出演している。


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現在56歳とオヤジ年齢になってまでさらにキラキラ輝きを増し、若い女の子からも支持が熱い彼の魅力とは一体なんなのだろう。
東京FMのラジオ番組で

小田:一度始まった以上はコロコロ変えたくない、継続していきたい方なんだよね。「変わる」ことは、どこか「負け」のような気がするんだよね、たぶん。来たものは、1つの運命として受け入れてそのまま昇華する…というのかな。

と語っていた。


純粋な気持ちからスタートしたこの「クリスマスの約束」。
深夜番組であるにも関わらず‘01年は7.9%、そして一昨年は9.3%と高視聴率を獲得している。
今年はヤラセ放送などテレビ局の悪態が季節ごとに取り沙汰されていたような感があるものの、昨年までの放送2回を振り返ればこの番組には「感動した」と言う声が多い。


クリスマスの夜、あなたはどのように過ごしますか?
透明感のある小田和正の声に耳を傾けてみるのもいいかもしれない。





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