t.A.T.uコンサート激写!in東京ドーム 〜 ギャラ3億円の中身はどうよ!? 〜 12月1日、説明不要のお騒がせユニット、t.A.T.u(タトゥー)の東京ドーム公演。チケットは売れないし、前日には公開リハーサルをドタキャン。本番はどうなることやらと周囲をヒヤヒヤさせていたものだが、開演直前の風景はと言えば・・・・・。 フィールドに用意された指定席だって開演15分前はこのアリサマである。 雨の中ドームに駆けつけたファンは期待を胸に膨らませ、彼女たちの登場を待ち続けるのだが・・・・・・。 ・・・・・・。 始まらない。 開演時刻から10分経っても始まらない。 20分、30分経っても始まらない。 長い・・・・・・、もう開演時刻から50分が過ぎた。 この時、誰もがあの国辱を思い起こし、拳を震わせた・・・・・・。 タトゥー・Mステ騒動記事はこちら 「やっぱドタキャンかよ〜、もう帰ろうか〜」と会場がざわつき始めた、その時! t.A.T.u降臨!! 会場はこれまでの鬱憤を晴らすかのようにヒートアップ!(といってもみんな一斉に立ち上がって携帯のカメラを構えただけだが・・・・・・) 曲はもちろん、世界的大HIT曲 『ALL THE THINGS SHE SAID』!! 「オウチクセ〜、オウチクセ〜」 「マユトゥマヘ〜、マユトゥマヘ〜、マユトゥマヘ〜」 そしてもちろん! 安上がりな演出! やはり世界的な有名アーティストとあって、二人の登場にドームはまあまあ盛り上がった。というより皆、「自分はドタキャンされなかったのだ」と、自分がタモリ以上の運を持っている事に興奮しているようでもあった。 そしてその後、もう1曲唄ったところで挨拶。 「プリヴィェート!」(ロシア語で「やあ!」という意味) 「コンニチワ!」(もう一つの簡単な日本語、「ゴメンナサイ」はこの日聞かれなかった) 二人はそのまま中央の花道に進み、 「エヴリバデー、キッスィング、ナーウ(じゃないと今日は中止よ〜)」 と、小泉首相を困らせた時と同じように、ビデオカメラを片手に観客を挑発し始めた。(タトゥー・小泉襲撃記事はこちら) ▲カメラを回しながら「キス!キス!キス!イエス!イエス!イエス!」と発狂する二人に対し、何組かのボランティアは要望に応えていたようだ。 この後も二人はアルバムの曲を熱唱するのだが、観客のほとんどはシングル曲しか知らないためか静観が続く。途中ジュリアが花道でオ●ニーを始めるも、特にリアクションはない。 ▲巨大スクリーンにアップ! とまあ色々あったが、ファンと一体(前の列のみ)となったステージは場外の様々な騒動とは裏腹に割と順調に進んだ。 そしてこのライブの圧巻はフィナーレ。シングル曲「Not Gonna Get Us」が流れる中、一般公募の『t.A.T.uガールズ』150人がステージ上を飛び跳ねる。 ▲この娘どもが飛び跳ねるおかげでこの日ドームの床が初めて揺れた。入場者数からt.A.T.uガールズの友達・家族を差し引くと、東京ドームは更に悲惨な状況だったと予想できる。 そして、t.A.T.u退場・・・・・・。 ▲『t.A.T.uガールズ』を引き連れ退場する二人 「トウキョウサイコー」 「ニホンサイコー」 二人は棒読みのセリフを残して花道から消えた。楽しい時間はアッという間に過ぎると言うが、それは今日のようなことを言うのだろうか。そう錯覚した記者がふと時計を見てみると、なんと二人が登場してから50分しか経っていないことが判明した。これは観客が開演後に二人を待っていた時間と同じだ。でも怒りとかそういった感情を持っている人間は少ない。頭の良い観客はもっと酷い状況を予想していたせいか、ブーイングなどは全くない。 そしてなぜか、誰もアンコールしようとしない・・・。 それはなんというか、このライブに行った者にしか味わえない充足感であったのかもしれない。t.A.T.uファンにしても、たまたまチケットが手に入ったから来たという人にしても、「t.A.T.uにブッチされなかった」ということで一定の満足を覚えていたのであろう。(というかアンコールでまた待つのは辛い・・・・・・) そんなt.A.T.uの東京ドーム公演1日目であったが、会場前列のファンであればそれなりに楽しめる内容であったと思う。最初の50分待ちはいかがなものかと思われるが、それ以外は特に厳しいことを言う必要はないだろう。 ヤフオクにチケットが数百円で出回ったということもあり、『野次馬』ばかりが目立ったこのライブ。しかし純粋にt.A.T.uのライブを楽しみに来ている人も少数ながらちゃんといるのだ。そんな人が後方座席で一人リズムを取っている姿などを見てしまうと、何故か切なくなってしまうのだが・・・・・・。 t.A.T.uの東京ドーム公演は今日2日も開催予定。2日目の空席は更に多いと予想されているが、次は二人がどんな行動に出るか目が離せない状況・・・・・・、というよりは、もうどうでもいいというのが大勢であろう。 ★探偵魂「タトゥー 死して屍拾う者なし!」へGO!
( 探偵ファイル・カグウェル )
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