椎名 4年ぶり舞台でホモ演技に熱!? 〜 山本未来 新婚ホヤホヤ裏事情 〜 「熱い熱情をもった男を演じるにはこの人しかいない!」 椎名桔平を抜擢した鈴木勝秀監督がそう思い、2年の口説き落としに成功した舞台『ベント』。 ▲会見の様子。(右画像の)左から椎名桔平、遠藤憲一、高岡蒼佑、篠井英介 これはナチス勢力が意気盛んだったころのお話で、ユダヤ人に圧力がかかり強制収容所へ送られていたことは知る人ぞ知る有名な歴史の一ページ。沢山の映画や本に描かれ、その残酷さは誰もが目を覆う現実だった。しかし、そのユダヤ人迫害の裏にはもう一つの悲劇があったという。ピンクの★を胸元に付けさせられた同性愛者だ。彼らこそがもっとも酷い仕打ちを受けていたこの事実を知る人がどれだけいるだろうか・・・ 舞台『ベント』はこれまでにもたくさんの名俳優が演じてきている名作。過去には1978年リチャード・ギアがN.Y.のブロードウェイにて、当時映画撮影で忙しいなか無理やりのスケジュールに半年の枠を作り上演しており、1986年日本でも役所公司が熱演している。7年前にはミックジャガーの推進があり映画にもなっている名作なのだ。 この取材はディープな“愛”のテーマであるからか、主演がイイ顔の椎名桔平だからか、女性誌などの女性記者陣が大半を占めるものとなっていた。 4年ぶり舞台で新婚さんの椎名からは 「愛と死という極限に置けるテーマの中でナチス収容所での人々と現代社会の麻薬や殺人の問題が輪舞している気がする。・・・」 と至って淡々としたしゃべりで過ぎていった。 「(共演の)遠藤さん高橋さんとも始めてですが何かが生まれそうな気も・・・」 というコメントに探偵ファイル的には突っ込みを入れたくなってしまうが・・。 椎名がホモ役を演じることに興味深々の方々も多いことだろう。彼にとっては新婚ながらに初?の同性愛者モノであるからして・・・。 ★新婚山本未来との入籍事情はこちら ▲左が高橋蒼佑、右が遠藤憲一。 まず一幕では若手俳優の高岡蒼佑と一夜の相手を演じ、2幕に入り、悪役で幾度となく殺されている遠藤憲一との純愛が始まる。高橋にとってホモセクシャルはリアルじゃないため想像しにくいらしいが、ベテラン俳優の遠藤は椎名との絡みについてまで語ってくれた。会話しながらのセックスシーンがあるという。そこについてどういった思いがあるのか・・・。役の上とはいえ複雑な思いもあるのだろうか? ▲マイクを持つ手が品っぽい篠井英介。 また独特の空間を持つ俳優・篠意英介はこれまでに何度かおかまちゃんの役をこなしてきたが、今回は周りから穏やかにそして攻撃的にそっと見守る役。実は篠井、大のパルコ好きということで若かりしころにはエレベーターガールならぬエレベーターボーイまでしていたらしい。この『ベント』公開にもっとも感激しており、“大純愛ドラマ”だと公言。 「どうぞ、“ホモ・・・”と宣伝してくれるなりお好きなように・・」 言ってくれて構わないと。 ソノ言葉に甘えさせていただきました。。。 ホモだ同性愛者だと騒ぎ立てるのはこの辺までにしておいて、演出を手がける鈴木監督は「人が再生するにはまず愛されること、そして愛すること。客席に涙をもたらす演技にします」と語っていた。また、パルコ劇場でこそリアルで細かなニュアンスが伝えられると各々の『ベント』に対する意気込みがつたわってくる。 「この芝居は収容所の芝居でも、 ホモセクシュアルの芝居でもなく、愛の芝居である。」 (デイリー・ニュース/ハリー・ハーン)
『ベント』…マーティン・シャーマン作
公演会場:パルコ劇場(32ステージ) 公演日程:2004年1月7日(水)〜2月1日(日) 前売り開始:2003年11月8日(土) チケット料金:7.500円(全席指定税込み)
( 探偵ファイル )
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