釣りバカのハマちゃんがヤクザに!?
〜 映画『ゲロッパ!』舞台挨拶 〜


写真1
▲舞台挨拶の記念写真。
左から吉田康平、井筒和幸監督、西田敏行、岸辺一徳(上)、大田琴音(下)、山本太郎、桐谷健太


テレビ朝日「虎の門」のコーナー番組「こちトラ自腹じゃ!」にて、超辛口の映画批評で知られる井筒和幸監督。
その井筒監督が自らメガホンを取った作品『ゲロッパ!』の公開初日舞台挨拶が8月16日新宿東急にて行なわれた。


写真2
▲ついつい“ハマちゃん”と呼びたくなってしまうがこちら西田敏行さん(右)満面の笑み。


西田:「みなさん、どうも自腹を切ってきていただいてありがとうございます。みなさん自腹ですので、面白かった、つまんなかったとハッキリ言っていただいて結構ですので。」

と、井筒監督がやっている番組になぞらえて話す西田。

岸辺:「西田さとは同じ年なんですが、この方はホントに面白い人で・・・」

と誉める岸辺に対し、

西田:「つまらん! お前の話はつまらん!」

キンチョールのCMのマネをして場内の笑いを誘っていた。


―――(※この『ゲロッパ!』という映画は、ジェームス・ブラウンの名曲「セックスマシーン」の歌詞“Get up!”から引用したタイトルで、主演の西田敏行はヤクザの親分役である。笑いと涙の止まらない作品だ。)―――


写真3
    ▲山本太郎


山本:「井筒監督というのは、人の映画をバッサリ切って、そして自分で監督しているときはダメな役者もバッサバッサ切るんですよ。ホント今回バッサリと切られまして、井筒さん曰く“今回は太郎にお灸をすえた”と言っていたんですが、いやあもうお灸どころじゃなくて“根性焼き”でした。そんなときに岸辺さんとかに“すみませんでした”とか言うと“ん?何の話?”と飄々とされていて、それですごく救われた感じになりましたね。」


写真4
    ▲桐谷健太


桐谷:「井筒監督からは終いには“オマエ素人かあ!”とか怒られました。そんな中で、また西田さんからは暖かいアドバイス等をいただきまして。今回は組長の役でしたが、ホントに“人生の組長や!”とか思いました(笑)。」


奇しくも前日に松本人志との結婚報道があった常盤貴子は何故か欠席。
代わりに(!?)常盤貴子の娘役で出演していた大田琴音ちゃんが挨拶。

琴音ちゃん:「常盤貴子さんは、お仕事の都合で来れないそうです。だからそのぶん私が頑張ります!」

と気合い充分の琴音ちゃんはハキハキ答えて、会場からは大きな拍手が。出演者らが挨拶をしている最中も前で手を組みお行儀が良く、姿勢を崩さずに客席へおすまし顔を向けて“おませちゃん”のしっかりぶりを拝見できた。しかし、その“おませちゃんぶり”はとどまることを知らず、会場にいた全員はこのあとさらにエスカレートした発言を耳にすることとなった。


写真6 写真5
▲映画パンフレットより常盤貴子(左)と大田琴音ちゃん(右)は親子共演。


司会者から「琴音ちゃん、西田さんと共演していかがでしたか?」という問いかけをされると、


琴音ちゃん:「西田さんはワタシより演技がうまくて・・・(会場より笑いと大きな拍手)、ホントに素敵でした!」


常盤貴子からは「ゲロッパな皆さん、本日はゲロッパ!初日舞台挨拶にお越しいただきゲロッパ!」とゲロッパなメッセージが会場に届いた。

その常盤貴子について、司会から「どんな印象でしたか?」と訊ねられた井筒監督。


写真7
▲辛口評論家は現場でも鬼監督だったようだ。しかし、大きくても小さくても女性には弱いのか?


井筒監督:「いやー、すごい男前の女ですわ。この琴音ちゃんもそうですけど、今回は女性に大変頑張っていただきまして本当に感謝しています。これからもごひいきにしてやってくださいませ。」



〜追記〜〜〜〜〜〜

西田:「ガジェット(=目新しいもの)は低かったですが、頑張りましたよ。おかげで心筋梗塞になりました。」

と自虐的なネタの後、作品中で歌を歌っているという話になり、客席から「歌って〜!」の声が・・。


そして


♪もしもピアノが弾けたなら〜・・・

と歌が始まり

♪雨の降る中 ありがとう〜 ホントにホントにありがとう〜

と、もしもピアノが弾けたならの替え歌を披露することに。

観客からの手拍子と拍手喝采で賑わった一幕であった。


写真8
▲サングラスの下には“感動”が隠れているようだった。


■「もしもピアノが弾けたなら」のアカペラ動画

再生には Real Player が必要です。




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■『ゲロッパ!』公式HP





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