はなわ
〜 『佐賀県』♪ヒットまでの素顔の記録 〜


年末年始にかけ松井選手のモノマネでブレイクした一人の芸人がいた。よほど自信があるのか、終始斜め上目線の彼は確かに松井に似ていた。しかし喋らせれば粗が出るいう典型的な顔ネタ芸人でもあった。

「次に見るのは年末の珍プレー好プレーだな。」
流行に乗っただけ、ぽっと出の芸人に対する私見はこんなものだった。

しかし半年が過ぎた今、彼はまだブラウン管の中にいる。むしろ日々我々の目に入る機会は着実に増えているのだ。もう皆さんお判りかもしれない、彼の名は「はなわ」


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▲N.Y.ヤンキースの松井秀喜に扮するはなわ(左)とプロ野球選手そっくりさん(はなわ公認HPより)


今年5月21日に発売された本来の持ちネタである御当地ネタを歌ったデビューシングル「佐賀県」は倉木麻衣、平井堅らを抑えオリコン3位を記録。しかも在庫切れにより3位止まりだったというからなお驚きだ。
それ以降、飛ぶ鳥を落とす勢いでメディアを蹂躙しており、現在彼はとんねるず・ナイナイなどが歴任した、芸人の登竜門とまで言われるオールナイトニッポンのパソーナリティを努め、芸人の春を謳歌している。

しかし芸人として成功を収めたと思いきや、ギター漫談といったお笑いジャンルがある中で、あえて彼が手にするベースに着目した大手楽器メーカーのフェルナンデス社からは「はなわ」モデルのベースが発売。
過去にフェルナンデスとのコラボレーションした人物を挙げれば布袋寅泰・hideといった名だたるアーティストが並び、アーティストとしても一気に飛び級してしまったようだ。

最近ではディズニー名誉宣伝部長に選ばれるなど、新たな分野の勢力拡大も視野にある。

そんな彼の変化は自身の日記にも表れている。


写真2
▲瑞穂祭お笑いLIVEより。2001年11月3日のはなわ


■「はなわ」の日記


ご存知の方も多いだろうが、実は若手芸人として売れない時代の日記を徒然なるままにつづっていたのだ。
さるさる日記訪問者ランキングでは7月19日更新が最後にも関わらず、8月に入ってからも16位という快挙を成し遂げいていた。


2002/11/27 (水) 芸人の仕事。

年末年始というのは芸人にとって一番忙しい時期だと誰かが言っていた。今年は去年に比べるとだいぶ忙しくなったと思うが、べつに一年間で一番忙しい訳ではないように思う。もっともっと仕事がしたい。「忙しすぎて頭がおかしくなりそうだ!」と言ってみたい。だからこそ、今ある仕事を常に一生懸命、完璧にこなさないといけない。とか言いながらどうせわかっていてもなかなかできないから、今までどうり楽しく生きて行こう。
(「はなわ」の日記より)


やはりここ最近は多忙なのか更新も停滞しがちのようだが、昨年末は専ら巨人の話題が殆どだったように、その頃の彼は確かに何処にでもいる若手芸人だったのだ。

芸人・アーティスト共に冬の次代と言われている昨今でありながら二束の草鞋という非常に贅沢な汁を啜っている「はなわ」だが、10月には彼の夢であるアルバム発売も控えており、紅白出場となれば嘉門達夫以来の快挙である。

テツandトモ、ダンディ坂野、そしてはなわ、一発屋の群雄割拠とも言えるこの珍事、収拾にはまだ時間がかかりそうである。






そういえば、昔ネタを見たときは




田代ま○しも佐賀 公表できねぇ♪




というフレーズがあったハズだが、2回目の事件以降使ってないのはなんでだろ〜♪




■はなわ公認HPはこちらから





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