ジャニーさんにセクハラ判決 秋には逮捕?
〜 八方塞がり どうなるジャニーズ帝国!! 〜



7月15日、東京高裁において、芸能プロダクションのジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏のセクハラを事実と認める判決が下った。
ジャニーズのセクハラは事実…高裁判決(日刊スポーツ)


写真1
▲滅多にマスコミ上で顔を出さない
藤島メリー泰子氏(たぶん)とジャニー喜田川氏。



「週刊文春」が、「芸能界のモンスター追及」と題したキャンペーンでジャニー喜多川氏のセクハラを報じたものだが、裁判長は「少年らの供述内容はおおむね一致しており、信用できる。違法性は認められない」と事実認定したもの。
記事で「逆らうとデビューできない拒絶不能な状態に乗じ、セクハラをしている」という少年達の詳細な証言に対して、事務所側は具体的に反論していない(できなかった?)ということである。
事務所側は名誉毀損で一億円以上の損害賠償を求めたものの、認められたのは120万円のみ。
文春側は「最大の争点だった“少年たちへの性的虐待”が初めて認められた」と敗訴にも関わらず実質勝訴のようなコメントを出している。
ジャニーズ側の弁護士は最高裁に上告すると言っているものの、最高裁では原則として事実認定に関する審理は行わないので(事実認定に誤りがあると見られる場合は差し戻し)このまま「ジャニーさんのセクハラ(性的虐待)」が裁判所お墨付きの事実として認定される可能性が高いのである。
日本を代表する芸能界のトップが、長期にわたりその地位を利用して多くの少年に性的虐待を加えていた―――
これは、かなりの大事件のはずなのだが、TVでこの事件を大々的に扱っているのを見た読者はいるだろうか?


写真2
▲某写真週刊誌の記事 (クリックすると拡大します。)

ジャニーズ事務所に関しては、都市伝説のように
「ジャニーさんに○×△されないとデビューできない」
「デビューの前になるとジャニーさんに呼ばれて・・・」
などといった「噂」は流れていた。
逆に、そういったことは「公然の秘密」となっており、最近では息子をジャニーズ事務所に託す親も「早くジャニーさんに誘われるように(=デビューできるように)がんばりなさい」といったようなことを言う親までいるという話もあった。
これまでは、それがあくまで「噂」だったわけなのだが…。

先に芸能探偵の記事「明るい?家族計画@芸能業界」や、「ジャニーズ事務所に国税局が!」などで「ジャニーズスキャンダルを報道しないTV局」ということについて取り上げてきた。実は読者の中で、「中居君の中絶事件をこの記事で始めて知りました」という人も結構な数に上っていたのである。

今回も、この件を大々的に取り上げるのは裁判を起こされた週刊文春と、あと数えるぐらいなのではないだろうか(その週刊文春は、グラビアにジャニーズと対立しているこれまた芸能大手のバーニングプロダクションのタレントを多用していることも指摘されていたりするのだが・・・)。


写真3
▲昭和37年に結成したグループその名も
「ジャニーズ(あおい輝彦・飯野おさみ・真家ひろみ・中谷良)」。
『若い涙(昭和39年発売)』永六輔作詞




そのジャニーさん、秋に逮捕されるというもある。税金関係か、はたまた児童への性的虐待でのものかは不明だが、文春への名誉毀損訴訟も今となっては薮蛇だったのか…。
長年、芸能界に君臨してきたジャニーさんも、ついに年貢の納め時!?
そういえば、ジャニーズ事務所はもともとアイドルグループ・ジャニーズのマネージメントから出発したはず。そのジャニーズは結成1962年のデビューが63年あたり。
数え年で計算するからややこしいですが、もしかしたら今年、事務所は「42歳の大厄」でしょうか?






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