あのフードファイターは今?
〜 秋には、彼らにまた会える!? 〜


早食い、大食い界のなかでプリンスの異名を持つ小林尊(こばやしたける)。
先週末の7月4日に米N.Yで行われた「ホットドック早食い競争」にて、見事3度目の優勝をかっさらった。(参考記事)12分間で食べた本数は44個半。(昨年の同大会優勝時はなんと50個半!)1分間に約4個のホットドックを食べていることになり、1本を15秒でたいらげている。いやはや、なんとも恐ろしいまでの速さだ。しかし、当のプリンス小林はこの結果に不満らしい。優勝したのに?と思うだろうが、彼本人の目標は12分間で60本だったからだという。当日は体調が悪かったとのこと。小林自身は‘01年にプロ宣言をして、プロを指し示す者たちで「フードファイターアソシエーション(FFA)」を立ち上げているから本格的である。公式HPでも語っているように、ただ単に大食らいなのではなく、フードファイターは“食べることのアスリート”という尊厳を持って臨んでいるのだ。


TAKERU KOBAYASHI

写真1
‘78年3月15日生
 長野県出身 A型

 身長173cm、体重59kg
 体脂肪率:14%
 愛知県名古屋市中村区在住
 出身大学:四日市大学
 出身高校:長野商業高校
 好きなブランド:ドリスヴァン ノッテン
        (バッグはプラダ、財布はヴィトン♪)
 50メートル走:6秒前半
 モットー:長く生きるより、短くても刺激のある
      濃い生き方をしたい。
 ホットドッグ早食い世界一の人。
 日本初のプロのフードファイター。
 実はジュノンボーイにも出ていたという過去。


彼が大食いを始めたきっかけは、超モテモテだった高校時代に女の子からお弁当をたくさんもらって食べていたからという説(!?)もあるが、実際は家族全員が大食いだかららしい。父親は盛岡で有名なわんこそばの大会出場経験があり、4歳年上の姉はハンバーグ店での大食いチャレンジの経験がある。記念すべき「初大食い」ならぬ大飲みは中学時代の「牛乳10本」だそうだ。プリンスと名がつくほどのイケ面だから女性雑誌に取り上げられること数知れず。また、タレント事務所からのお誘いも多々あったという。しかし、本人はあくまで“フードファイト1本!”の志高き熱い男。そのための肉体改造まで施しているから、華奢に見えるが脱いだらスゴイのだ。現在は、口が小さくて飲み込みが遅いという弱点をカバーするために、首回りの筋肉を鍛えているという。タレント色が強く見える彼だが、本心は違うところへ向かっている。フードファイトを世に知らしめるためには、マスコミでもなんでも活用していこうという野望の元に生まれた行動のようだ。

テレビ製作関係者の話によると、大食いバトル番組収録の現場はものすごいことになっているらしい。何がすごいかといえば、状況が・・・である。挑戦者らが常識範囲では考えられないほどの量を体内に送り込んでいるのは見てのとおりだ。食べ物を扱うからこそのフードバトルに対する批難の声もあるらしい。クリームたっぷりのケーキにホール丸ごとかぶりつく姿を見れば驚きもする。(食べたものがそのまま素直に吸収されてより大きくなる人間もいるわけで・・・)それでいて、みな標準体型またはそれ以下。いったい食べたものはどこへ消えてしまっているのだろうと疑問にならざるをえない。実のところ、会場には必須でビニール袋が用意してあり、各人の薬品なども常備しているらしい。競技後直ちにトイレへ駆け込む姿もちらほら・・・。これがありのままの姿であるというのだ。食に狂っているとは思わないが、バトるためには必要な手段なのだろうか(?)と思わざるを得ない。はたまた反則行為に当たらないのか(?)とも。体調管理をするためには薬品使用も仕方のないことかもしれないが。決して異人でも変人でもない一般の人間なのだからありえる。実際の現場を見ていないため言い切ることはできないが、どうもそうらしいという話。

昨年、給食時間にこの大食いをマネした中学生が喉に食べ物を詰まらせ窒息死するいう事件が起きた。そのため、以降テレビでのフードバトルはお休みとなっているが、彼らの戦いを心待ちにしているファンも多いのではないだろうか。秋には、フードファイトの番組が再び帰ってくる話もある。そろそろ、熱い対決を拝みたいものである。

FFA公式サイト





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