菜々子なでしこ 幻の必殺キック!!
〜消えた「口どけ生茶」CM 衝撃のワンシーン〜




キリンビバレッジから新発売されている清涼飲料水の「口どけ生茶」。
この商品は、女優・松嶋菜々子のCMでおなじみのことだろうと思う。
好感度の高い彼女をCMに起用したこの商品、売上は上々のようである。
最近だと、PV(プロモーションビデオ)で槇原敬之と共演したことで話題を呼んでいるが、
実はこの商品のCM「ファーストキッス篇」で、“ある問題”が持ち上がっていたことを
みなさんはご存知だろうか。

どんな問題があったかというと、
まずは現在放映されているCMを見てもらおう。


写真1
▲キリンビバレッジ「口どけ生茶」CM映像より

●現在放送中のCM動画はこちら

再生には Real Player が必要です。

下を見下ろす松嶋は滑り台の上からスーっと滑り落ちてくる。
ヒラリと浮いたスカートから少しだけ覗ける足元がいい具合に
想像を掻き立てるのもがある。
(まあ、あとからパンツルックであることに気がついてがっかりするわけだが・・)
柔らかい桜色のトーンで重ねた服装は、なんとも彼女にお似合いな装い。



そして問題となっているのは、その中ですべて編集カットされているシーンだ。
マンガ本のキスシーンを凝視している中学生らしき男子の背中に向かって
滑り台をすべり落ちる勢いとともに

“キックアターック!!”


“ドスッ!”


背中を蹴られたときの鈍い音と時を同じくして滑り台の向こう側に
はじき出される男子。


写真2


●問題のCM動画はこちら

再生には Real Player が必要です。



男子:「なんですか!?」

松嶋:「何なんでしょう」

松嶋:「キスとかしてみたい?」
(右手にハメたパンダぬいぐるみを男子の顔に近づけて)

松嶋:「プチュッ。奪っちゃった。ファーストキスだったりして」

男子:「違いますよ」

松嶋:「ふーん。あっそ。」
(パンダぬいぐるみのハメてある右手でフタをあける。そして“ゴクリ”と一口。)

松嶋:「飲む?」 (自分の口をつけた「口どけ生茶」を男子に差し出す。)
(右手のパンダぬいぐるみで手すりに掴まって滑り台をよじ登りながら)

松嶋:「ひと口だけよ!」

松嶋:「君も登んなよ!ヤッホー!!」
(滑り台斜面を登ってくる男子に向かって滑り落ちる松嶋。)



清楚なイメージをもつ松嶋の、意外に子供っぽいいたずらっ子のような一面が
とても新鮮に感じられたものだ。
しかし、このシーンに対しての批難が殺到したという。
その批難もとの相手とは、
PTAや教育委員会などのお馴染みの方々。


「足蹴りを食らわす映像は

“イジメ”の対象にしか見えない!」



というのだ。
(ワタクシなどは、むしろ松嶋さんから思いっきり蹴られたい衝動に襲われるのだが、特殊な例なのであろうか)

そんな批判もあってか、一発蹴りの入った松嶋のシーンはすべてカットされ
いま放送されているバージョンに切り替えられた話である。

見る人によってはその行ないが正しいものではなくなり、好感も嫌悪感に変わってしまう
という現実があることから制作側もあらゆる面において細心の配慮が必要となってくるのだろう。
(つい先日の話題では、SMAPのある番組に抗議が殺到した模様。)



そして、このCMでもう一つ気になるのが、松嶋の相手役を見事に演じている丸刈りの男子。
竹下恭平君だ。


写真3


“数十年前の田舎のガキんちょ”そのものといったような時代に逆行しまくったルックスは、いい味を醸し出している。
彼は現在、“オロナイン”のCMでもその魅力を惜しみなく披露。

なんともいえないくらいに“キモかわいい”魅力を放っている彼の今後の動向にも注目したい。



◇キリンビバレッジ公式HPはコチラ






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