広末涼子 役でも不思議ちゃん
〜 映画『恋愛寫眞』 公開舞台あいさつ 〜


この夏、「ケイゾク」「トリック」「池袋ウエストゲートパーク」の堤幸彦が描く新感覚恋愛映画『恋愛寫眞』。ラブストーリーが苦手という堤氏の意欲作とも言える主演の広末涼子は、最近テレビで流れているライフカードのCMが、10代のころを思い出させるようなさわやか路線だったというのは印象的だ。



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この日は初夏の陽射しが照りつける中、多くのファンが試写会に来場した。
広末は長そでの黒色ワンピースに白いブーツといういささか季節外れとも言える装いで、静かな暗闇を想像させるような風貌だったが、映画の役を意識してのものだろう。
今回の映画では死んだはずの恋人という難しい役どころに挑戦した。
(※大学時代に自由奔放な行動で悪い噂がたった不・思・議ちゃん、という際どい設定も見どころです。)
広末演じるヒロインの静流(しずる)役はすごくスピード感のある役だったが、常にナチュラルに演じられたので心と行動が一体化できたという。そして、−12℃のニューヨークでの撮影を苦にもさせぬ強さを語ってみせた。役者魂といったところか。



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▲眩しいばかりに“大人の女”の魅力が増していく二人。



一方、バラエティーやグラビアのイメージが先行しがちだが、以外にも数多くのドラマ・映画に出演している共演の小池栄子。見どころは?と質問されると「素ではないですけどスクリーンに映った私のすごい顔」と答えるものの、堤監督に「あれは小池さんの素です」とツッコミを受けていました。いったいどんな素を見せてくれているのでしょうか?


小池栄子が“太陽”ならば広末涼子は“月”
といった印象を受けたこの日の舞台。堤監督も小池の素の演技を誉めると同時に、広末には天才の太鼓判を押す。


そして今回注目株なのが、言わずと知れた故・松田優作の長男として、‘99年のデビューと同時に数々の新人賞を総ナメにした超新星「松田龍平」だ。


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今までは父親の影響か、どこかギラついた配役の多かった彼だが、今回は恋人を追うカメラマン役という新境地を開拓している。雑誌JUNONにおいても「本格的なラブストーリーは初めてに近いが、この映画は恋愛以外にもいろいろな要素が入っており、新しい自分が見えた」とインタビューに答えている。
堤監督自身も「彼は演技をする前、少し考えてからこちらの要求した何倍もの結果を残してくれるんです。」と彼の大器を好評価のご様子だ。
今年は他にも3本の映画公開が控えているというから驚きである。これからどんな役者に成長していくのか、注目をはずせない一人であることは間違いないだろう。






大切な夢がカッコ悪くても勇気を貰える映画です。(広末談)



真夏に贈る冬のニューヨークを舞台にした切なすぎる恋物語

『恋愛寫眞』

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しねま通信簿★★

『恋愛寫眞』
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