ｗ-inds．がパクリ！？
音楽業界のパクリ事情・その２
〜読者からのメールを検証〜
前回、音楽業界のパクリについて記事を掲載したところ、読者の方より
w-inds.の「Because of you」とバックストリートボーイズの「I want youback」（※編集部註“Don’t want you back”という曲のことと思われます）がもう、ソックリです！！聞いてみれば分かります！！私は、w-idns.ＦＡＮなんですけど、「Because ofyou」が発売されたとき、カバー曲なんて聞いてません！！調べてみてください！！もし、分かった事があったら、私に教えてください！！ |
というメールをいただいたので、早速聴いてみることにしました。
２曲続けて聴いて、思わず笑ってしまいました。
いわゆるサビのメロディ部分がほぼ一緒で、そのメロディが両曲ともピアノのリフになっていてイントロや曲中に繰り返し挿入されるのですが、それもほぼ一緒なのです。（わざとらしくちょこっとだけ変えた感じ？）
▲サビのリフ（Amで表記してます）
サビ以外のメロディはとりあえず違うようですが、サビの部分の印象が強いうえに全体的なイメージも同じように作られているのでソックリに感じられるのでしょう。結構ヤバいように思われます。
「Because of you」の発売日は2002年。発売当初より、ネットでは“似てる”と話題になっていたようです。
Because of youの作曲者は「原一博」さん。
2000年に、小柳ゆきの『愛情』『be alive』で第42回レコード大賞の作曲賞に輝いた方でもあるのですが…。
ちなみに、この作曲者の原一博さんは、その昔
「ＷＩＬＤ ＳＴＹＬＥ」（“Wild Style”との表記かもしれません。JASRAC検索では全て大文字でしたが）という２人組のユニットを組んでいたようです。
もともとコンポーザー・アレンジャーとして活動していたらしいですが、「ＷＩＬＤ ＳＴＹＬＥ」として１９９５年に「とまどいを断ち切って」という曲でデビュー。
個人的には、楽曲を聴いたときにB’zのパクリか？と思うほどの似よう。後に当時の関係者に話を伺ったところ、コンセプトとしては、「ボーカル＆キーボード編成のB’z」を目指していたということで納得できました。
他にもw-inds.の作品では「イン・シンクの曲に似てる」といったような楽曲もあるとの話ですが、今回は触れずにおきます。
しかし、もし楽曲が仮にパクリだとしても責められるべきはそういう楽曲を発注するレコード会社等の制作側と作曲者にあるので、歌うアーティストが責めを追うべきものでもないのかもしれません（パクリと承知で歌っているなら話も違ってきますが）。
みなさんのご意見、情報等お待ちしております。
■w-inds.公式ＨＰ
■BACKSTREET BOYS公式ＨＰ
（ 探偵ファイル・芸能ライターＮ ）
